not providedの対策方法

検索エンジンへのSSL化が進むにつれ、「not provided」の表示頻度は増してきます。とはいえ、ユーザーの検索キーワードを知ることはユーザー理解に役立つため、非常に重要でもあります。それでは、ホームページ運営者はどのようにこの「not provided」に対策を打てばよいのでしょうか。

Google Search Consoleを使う

Google Search Consoleを利用することで、Googleアナリティクスでは取得できない検索キーワードを調べることができます。検索アナリティクス(検索クエリ)という機能を使うことで検索キーワード、特定のキーワードで検索された回数、自社ホームページがクリックされた回数、クリック率(CTR)、表示順位を知ることができます。

Googleアナリティクスがホームページに訪問したユーザーのデータを解析するのに対し、Google Search Consoleは訪問前のデータから取得するため、Googleアナリティクスよりもキーワードデータを取得しやすいという特徴があります。

参考:
【完全版】SEO対策に役立てるウェブマスターツール(Google Search Console)マニュアル|ferret

他社ツールの活用

Google以外が提供するツールを活用するのも一手です。

SimilarWeb

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SimilarWeb

SimilarWebは、イスラエル発の分析ツールです。日本国内では株式会社ギャプライズがサポートを行っています。ホームページURLを入力することでトラフィックやnot providedを含むキーワード、ソーシャルメディアアプリなどを分析できます。

独自のクローラーで分析を行っているため、必ずしも正確な数値で分析できるものではありませんが、競合他社の傾向を掴むために活用できます。

参考:
SimilarWeb(シミラーウェブ)の使い方~競合ホームページのデータが丸はだか!|ferret

ahrefs

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ahrefs

ahrefsは、ウクライナやシンガポールの企業が開発・提供しているツールです。Googlebotの約3倍を誇る量のクロールを行い、膨大な量のバックリンクデータを保持しているのが大きな特徴です。その膨大のデータ量により、他のツールではできないような細かい被リンク分析を行えます。

まとめ

インターネットが普及するにつれて、ユーザーの安全性を確保するためにSSL化が進んでします。ただ、「not provided」の表示割合が増えてしまうことは、Web担当者にとっては歓迎できることではありません。

Yahoo!もSSL化したことにより、Googleアナリティクス上での「not provided」は増えると思われますが、Google Search Consoleなど他のツールを使うことでカバーできる部分は多々あります。1つのツールに頼り切るのではなく、いくつかのツールを併用し、それぞれのデータを包括的に分析できるようになると改善施策の幅も広がるため、積極的に活用していきましょう。