Twitterが2006年に日本に登場してから長い月日が経ち、Web担当者として無視できない重要なメディアとなっています。

今回はそんなTwitterの概要とともに、Twitter上で展開できるTwitter広告の特徴について紹介します。

Twitterとは

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出典:Twitter

Twitterは、「今、世の中で起きていること」や「今、人々が語り合っていること」が集まっている場所です。

独調査会社スタティスタのデータによると、Twitterの国別ユーザー数(2022年1月時点)は米国がトップで7690万人、続いて日本が5895万人で2位になっており、世界的に見ても日本にはアクティブな利用者が多いことがわかります。

参考:マスク氏「Twitterは日本中心」 社内会議で言及|日本経済新聞

また、Twitterの利用者には自ら積極的に情報を取りに行く、情報感度の高い人が多いのも特徴の1つです。

さらに、Twitterは10・20代といった若者層だけでなく、30・40代のミドル層にも幅広く利用されています。

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出典:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省

Twitterの最大の特徴

Twitterの大きな強みとして、拡散性の高さが挙げられます。、また、「リアルタイム性」と「会話ができる」点もTwitterを活用していく上での大きな強みです。

ブランドイメージやブランド好意度・購買意欲を向上するためには、特に会話の量と質が重要となります。質の高い会話を誘発させるきっかけ作りとして、Twitter広告を利用するケースも増えています。

Twitter広告の得意分野

Twitter広告には、さまざまな領域に活用できる広告フォーマットがあります。アクションを促す目的のダイレクトレスポンス領域だけでなく、ブランド力向上のブランディング領域にも活用できます。

ブランディング領域では、会話を誘発させるための仕組みを含めたカンバセーションボタン(旧 カンバセーショナルカード)のほか、ライブ配信やインストリーム動画広告などを使って、さまざまな目的のキャンペーンを実施できます。

ダイレクトレスポンス領域では、画像や動画の視聴を促しながらもサイトへ誘導することが可能なウェブサイトカードなどがあります。

Twitter広告の種類

Twitter広告の種類は、大きく以下の5つに分けられます。

  • フォロワー獲得広告(旧プロモアカウント
  • プロモ広告(旧プロモツイート)
  • Twitterテイクオーバー(旧プロモトレンド)
  • Twitter Amplify
  • Twitterライブ

それぞれの特徴を見ていきましょう。

フォロワー獲得広告(旧プロモアカウント):フォロワーを増やす目的の広告

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出典:キャンペーン目的の選び方|Twitterビジネス

フォロワー獲得広告とは、アカウントの認知度やフォロワーを増やす目的の広告です。広告主のTwitterアカウントをユーザーのタイムライン上に表示し、フォローされると課金が発生します。

プロモ広告(旧プロモツイート):ツイートを広める目的の広告

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出典:キャンペーン目的の選び方|Twitterビジネス

フォロワー獲得広告アカウントを広める広告であることに対し、プロモ広告はツイートを広める広告になります。Webサイトへの誘導や、ツイート・ビジネスなどの認知度を高めることが可能です。

Twitterのタイムラインで見かける広告のほとんどがこのプロモツイートになります。テキストや画像、動画など幅広いフォーマットに対応しており、タイムライン上に表示できるため、一般ユーザーのツイートに自然に溶け込ませられるのが特徴です。

Twitterテイクオーバー

Twitterテイクオーバーは、タイムラインやトレンド枠などユーザーの目につく場所に表示できる広告です。以下の2種類があるため、それぞれの特徴を見ていきましょう。

  • トレンドテイクオーバー
  • タイムラインテイクオーバー

トレンドテイクオーバー(旧プロモトレンド):1日1社限定でトレンド枠に表示できる広告

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出典:Twitterテイクオーバー|Twitterビジネス

トレンドテイクオーバーとは、「話題を検索」タブの「おすすめ」セクションに表示できる広告です。トレンドワード/ハッシュタグの設定が可能で、出稿開始日の0時から翌日0時までの24時間にわたって1日1社限定で表示できます。

また、動画クリエイティブを加えられる「トレンドテイクオーバープラス」という広告も存在します。

タイムラインテイクオーバー(旧ファーストビュー):1日1社24時間限定の広告

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出典:Twitterテイクオーバー|Twitterビジネス

タイムラインテイクオーバーとは、1日1社24時間限定で出稿できる広告で、利用者がその日最初にアクセスしたタイムラインの一番上に広告を差し込むことができます。そのため、リーチとインパクトを獲得できるのが特徴です。

Twitter Amplify:関連度の高いコンテンツに連動して動画を配信できる広告

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出典:オーディエンスの受容度が高い広告フォーマット: Twitter Amplify|Twitterビジネス

Twitter Amplifyは、自社の広告を関連性の高いパブリッシャーによる動画コンテンツに連動して掲載できる動画広告です。

「Amplifyプレロール」と「Amplifyスポンサーシップ」の2種類があり、それぞれの特徴は以下の通りです。

  • Amplifyプレロール:15種類以上の動画ジャンルから配信先を選ぶ
  • Amplifyスポンサーシップ:特定のパブリッシャーと1対1で提携関係を結び、動画広告を配信する

Twitterライブ:動画をリアルタイム配信できる広告

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出典:広告クリエイティブの仕様|Twitterビジネス

Twitterライブは、ライブ配信用の動画を広告として出稿できるものです。自社商品やサービスのプロモーションなどに役立ちます。

ユーザーとリアルタイムでやり取りすることも可能なため、すでに自社アカウントのフォロワーが多い場合に活用することで、最大限の効果を発揮できるでしょう。

まとめ

Twitter広告はブランド力の向上と、アクションの創出に長けた広告メディアです。広告の種類によって期待できる効果や特徴が大きく異なるため、企業の目的や方針に合った最適な広告を選ぶことが重要です。

しっかりとTwitter広告の特徴を理解して、効果を最大化していきましょう。