Facebook(フェイスブック)広告の種類

Facebookで出稿できる広告には様々な種類があります。主な広告は以下の通りです。

  • 写真広告
  • 動画広告
  • Messenger広告
  • カルーセル広告
  • スライドショー広告
  • コレクション広告
  • プレイアブル広告
  • ストーリーズ広告

Facebook広告は、広告マネージャーを使ってFacebookだけではなく、Instagramにも広告を出稿できます。さらに、オーディエンスネットワーク、Messengerにも広告の配信が可能です。

それぞれの広告についてさらに詳しくみていきましょう。なお、動きのある広告が多いのでサンプルイメージは、facebook businessの広告フォーマットページで確認してください。

1.写真広告

画像とテキストを使ったシンプルな広告です。リンクへのクリックを誘発します。

2.動画広告

映像と音声を使うことで写真よりも表現の幅が拡がる広告です。

3.Messenger(メッセンジャー)広告

広告をタップするとMessengerが起動し、スレッドで見込み客と1対1のコミュニケーションが可能になります。

4.カルーセル広告

最大10枚の画像を表示し、ユーザーはスライドさせながら画像を閲覧できます。1枚の写真では魅力を伝えきれない場合に便利です。

5.スライドショー広告

画像やテキストを効果的に使って、動画のように動きを出すことで訴求力の高い広告を実現します。軽量であるため、スムーズに広告を見せられます。

6.コレクション広告

グリッド形式で商品を表示することで、ユーザーの閲覧自由度を増しています。1つの画像を大きくして閲覧し、その他に関連商品を表示することが可能です。

7.プレイアブル広告

アプリのプレビュー画面を表示できます。ユーザーにアプリのリアルな特徴を伝えることで、ダウンロードの意欲を向上します。

8.ストーリーズ広告

ストーリーズはInstagramの広告ですが、Facebook広告から出稿できるものですのでご紹介します。フル画面を使ったリアリティのある動画広告です。

Facebook広告のメリットとデメリットについて

Facebook広告は人気のプロモーション媒体であるものの、メリットばかりではありません。デメリットも考慮した上で活用しましょう。

Facebook(フェイスブック)広告のメリット

ターゲティングに優れている

実名登録制のFacebookはユーザー属性が明確であり、広告のターゲティングがしやすいことが大きなメリットです。位置情報やユーザーの年齢や性別に関するデータだけでなく、つながり設定によりFacebookページに「いいね!」をした人や、その友達などリレーションシップを活かした広告ターゲティングが可能です。

SNSにおけるターゲット数が多い

世界最大のSNSであり、月間アクティブ利用者数が23億2000万人というユーザーボリュームの大きさは、ソーシャルメディアを利用したマーケティングを行う上で、最適と言えるでしょう。数あるSNSの中で、プロモーションを行うなら、最初にトライしてみるプラットフォームとしても適しているでしょう。

低価格で広告を出稿できる

最低100円から出稿できるため、まとまった資金を用意せずに手軽にスタートできます。自社運用を行う場合、ノウハウがないうちに多額の資金を投じてしまうのは大きなリスクです。低価格で簡単にテストができるFacebook広告は、様々な仮説を検証するためのプラットフォームとしても適していると言えます。

広告フォーマットが多彩

写真広告や動画広告、カルーセル広告、コレクション広告など多くのフォーマットが利用できるので、狙ったプロモーションに合わせて活用できます。Facebookだけではなく、Messengerにも広告を配信できるので、FacebookのタイムラインよりもMessengerばかり利用するケースの多いユーザーにもアプローチできます。

Facebook(フェイスブック)広告のデメリット

リーチできるターゲットの幅が限定される

Facebook広告は、主としてはFacebookユーザーに配信する広告でありFacebookに登録しているユーザーがターゲットになります。それに加え、オーディエンスネットワークというFacebookと提携しているホームページアプリ広告を表示できるものの、広告が配信できるところが限定されてしまいます。

リーチを大きく広げたい場合は、Google広告やYahoo!プロモーション広告ディスプレイ広告のような幅広くリーチできる広告と組み合わせるなどの手法も検討したほうがよいでしょう。

適切な運用が必要になる

Facebook広告に限ったことではありませんが、広告の成果を高めるにはPDCAサイクルをスムーズに行い、精度を高める必要があります。ただ広告を出稿するだけでは、十分な成果を得られない可能性があることは理解しておく必要があります。

Facebook広告の運用を外注しないのであれば、広告出稿の方法だけではなく、改善するための分析力など、深い知識を身につける必要があることは留意しなければいけません。

検索広告よりユーザーのモチベーションが低くなる可能性がある*

Google広告の検索広告やYahoo!プロモーション広告スポンサードサーチ のように、ユーザーが自らの動機を持って検索する広告は、モチベーションの高いユーザーを集客できる傾向があります。

それに対し、Facebook広告は、Facebookのタイムラインなどを閲覧しているときに、広告を目にします。広告として掲載した情報を主目的にしているわけではないので、強いモチベーションを持ったユーザーが数多く集まるとは限りません。誘導先ページからの直帰率は検索広告と比べて高くなるでしょう。

仕様変更が多く柔軟な理解が必要

Facebookは仕様変更が多く、操作画面のデザインやレイアウトが変わることもありますので、変更に柔軟に対応する必要があります。しばらく操作していないと、操作画面が変わっていて思うように操作しにくくなる場合もあり得るのです。

その分、常に機能が改善されているということなのですが、久しぶりの配信の際、ギリギリで配信スケジュールを立ててしまい、仕様変更に戸惑うといったことは考慮しておいた方がよいでしょう。