ランディングページは、ユーザーが最初に訪問するページであり集客の要です。

リスティング広告などと組み合わせて使用することも多く、イベントやキャンペーンのプロモーションなどで、年間に何度も必要となるケースもあります。その都度、制作を外注するとコストがかかるため、テンプレートを用いて自社制作するのがおすすめです。

今回は、LP制作に使えるテンプレート6選とともに、役立つツールも紹介します。

この記事で分かること

LP制作におすすめのテンプレートとツール
LPテンプレートの選び方
効果的なLPを作るためのコツ

目次

  1. LPテンプレートの種類は3つ
    1. LPテンプレート①HTML・CSS
    2. LPテンプレート②WordPressのテーマ
    3. LPテンプレート③LP制作ツール
  2. HTMLのLPテンプレート3選【無料あり】
    1. 【無料】LPクリエイトのランディングページテンプレート
    2. 【無料】テンプレどん LPテンプレート
    3. sienna(シェンナ)
  3. WordPressのLPテンプレート4選【無料あり】
    1. Colorful(カラフル)
    2. Liquid LP(リキッドLP)
    3. OOPS!(ウップス)
    4. 【無料】Lab23(ラボトゥエンティースリー)
  4. テンプレート付きのLP制作ツール3選【無料あり】
    1. LP One(エルピーワン)
    2. figma(フィグマ)
    3. 【無料】canva(キャンバ)
  5. LPテンプレートの選び方
    1. 費用
    2. デザイン性
    3. 日本語対応の有無
    4. 自社の知識で扱えるレベル
    5. レスポンシブ対応の有無
  6. LPテンプレートを使用する2つのメリット
    1. 専門的知識が不要でも制作できる
    2. コスト削減ができる
  7. LPテンプレートを使用する2つのデメリット
    1. オリジナリティが出しにくい
    2. 利用できる機能に差がある
  8. 効果的なLPを作るためのコツ
  9. テンプレートで効率的なサイト運営を

LPテンプレートの種類は3つ

HTMLのLPテンプレート3選

LPを制作するときに使用するテンプレートは、主に3つの種類があります。

  • HTMLCSS
  • WordPressのテーマ
  • LP制作ツール

それぞれ詳しく説明していきます。

LPテンプレート①HTML・CSS

HTMLCSSのテンプレートは、LPの基本構造となっているHTMLCSSなどの必要なファイルが一式セットになっています。自社に合ったLP制作をする際に、HTMLCSSの知識がある程度必要になりますが、カスタマイズしやすいLPテンプレートです。ただし、画像などの素材は全て自社で用意する必要があるため、気を付けてください。

オリジナリティのあるLPの制作ができるため、HTMLCSSの知識がある方におすすめです。

LPテンプレート②WordPressのテーマ

WordPressテーマは、Webサイト全体のデザイン・構成・骨組みなどの設定をするLPテンプレートです。テーマを導入・変更するだけでデザインを変更できるため、とても簡単にLP制作ができます。

WordPressのテーマには、プラグインが多くあり、カスタマイズもしやすくなっています。自社のWebサイトWordPressで制作している企業であれば、テーマを導入後すぐにLP制作に取りかかれるため、おすすめです。

LPテンプレート③LP制作ツール

LP制作ツールは、LP制作に特化したCMSを利用できるWebサービスがあり、ブラウザ上で簡単に制作可能です。

LP制作ツールは、LPテンプレートの中でも専門的知識がなくても利用でき、とても簡単に制作できる特徴があります。ただし、デザインや機能に制限があるため、オリジナリティを出しにくいデメリットもあります。

HTMLのLPテンプレート3選【無料あり】

HTMLのLPテンプレート3選【無料あり】

まずは、HTMLのLPテンプレートを3つ紹介します。

【無料】LPクリエイトのランディングページテンプレート

【無料】LPクリエイトのランディングページテンプレート
出典:ランディングページテンプレート|LPOならLPクリエイト

LPクリエイトは、LP専門の制作会社が提供するテンプレートです。無料で利用でき、初心者でもスムーズにカスタマイズできるわかりやすい仕様になっています。

既存のWebサイトがなくても利用できるため、「LPだけ手早く作りたい」といった場合におすすめです。制作サービスを行っている会社でありながら商用でも使用でき、著作権表示も不要となっています。

料金 特徴
無料 LP専門の制作会社が提供。
LP制作・運用の外注も可。

【無料】テンプレどん LPテンプレート

【無料】テンプレどん LPテンプレート
出典:HTML無料テンプレートダウンロード-レスポンシブ・日本語向け・商用利用もOK・著作権フリー テンプレどん | ポポデザイン

テンプレどんは、HTML5+CSS3のシンプルなテンプレートです。日本人が作ったデザインテンプレートなのでわかりやすく、丁寧な作りとなっています。

また、レスポンシブデザインで構築されており、PCでもスマートフォンでも見やすく、1ページだけで十分な訴求ができるように作られています。商用でも個人でも気にせずに無料で利用でき、カスタマイズも自由なので、このテンプレートをベースにして自社にとって理想的なデザインに最適化していくのも良いでしょう。

料金 特徴
無料 レスポンシブ対応!
日本語向けのテンプレート

sienna(シェンナ)

sienna(シェンナ)
出典:sienna

siennaは、海外製のHTMLテンプレートです。デザイン性やクオリティの高いものが多く用意されており、初心者でもオシャレなLPを制作できます。動きのあるデザインも特徴的で、スクロールに合わせてテキストや画像が動きます。

各テンプレートごとに料金が設定されており、好きなものを選んでダウンロードできます。

料金 特徴
無制限プラン:$89
各種テンプレート:$49~
海外製のおしゃれなLPテンプレート

WordPressのLPテンプレート4選【無料あり】

ここでは、LPテンプレートが利用できるWordPressテーマを3つ紹介します。

サービス名 特徴 料金プラン
Colorful(カラフル) 継続して成果を上げるための機能が充実 通常版:9,800円
上位版:12,800円
Liquid LP(リキッドLP) 継続して成果を上げるための機能が充実 買い切り型(LP):14,800円
ビジネス:14,800円(年額)
エンタープライズ:29,000円(年額)
OOPS!(ウップス) 商品販売の成約率を高めるLPテンプレート 19,800円
【無料】Lab23(ラボトゥエンティースリー) デザインパターン・オリジナルブロックが豊富 無料

Colorful(カラフル)

Colorful(カラフル)
出典:Colorful

Colorfulは、最短3分でLPを制作できるWordPressテーマです。成約率をアップさせるための25種類以上の機能があるほか、自由なカスタマイズが可能な点が魅力的です。動画のマニュアルがあるため、初心者でも簡単に扱えるでしょう。

通常版と上位版が用意されており、上位版にはワンクリックでレイアウト・デザイン・文字スタイルが完成させられる、「カラフルテンプレーツ」と呼ばれる機能が搭載されています。

料金 特徴
通常版:9,800円
上位版:12,800円
最短3分で制作できるテンプレート

Liquid LP(リキッドLP)

Liquid_LP(リキッドLP)
出典:Liquid LP

Liquid LPは、LP制作用に作られたWordPressテーマです。
「リード」「プロダクト」「サービス」と呼ばれる3つのサンプルページが用意されており、自社の用途に合うものを選んでカスタマイズするだけで簡単に制作できます。

また、LP複製やA/BテストSEO対策、SNS連携など、LP運営と集客を効率化するための機能が豊富に用意されているのも魅力です。

WordPress公式有料サポートテーマに登録されているため、安心して利用できるでしょう。

料金(年額) 特徴
買い切り型(LP):14,800円
ビジネス:14,800円
エンタープライズ:29,000円
継続して成果を上げるための機能が充実

OOPS!(ウップス)

OOPS!(ウップス)
出典:OOPS!

OOPS!は、LPのCVRを高めるために開発されたWordPressテーマです。

インプレッション、クリック数、コンバージョン率の計測が可能なCTA機能を搭載し、訪問者の興味を引くファーストビュー、商品の魅力を伝えられるページ構成となっています。

また、Youtube動画の埋め込みや、お客様の声を掲載できるレビューページ機能もあるため、ハイクオリティなLPを作りたい場合におすすめです。

料金 特徴
19,800円 商品販売の成約率を高めるLPテンプレート

【無料】Lab23(ラボトゥエンティースリー)

【無料】Lab23(ラボトゥエンティースリー)
出典:Lab23

Lab23は、無料で使えるWordPressテーマです。豊富なデザインパターンがあり、細かくデザイン設定できるため、カスタマイズしやすくなっています。

また、オリジナルブロックもたくさんあるため、パズル感覚で簡単に制作できます。本格的なLP制作は難しいですが、簡易的なものであれば簡単に制作できるでしょう。

料金 特徴
無料 デザインパターン・オリジナルブロックが豊富

テンプレート付きのLP制作ツール3選【無料あり】

サービス名 特徴 料金プラン
LP One(エルピーワン) 勝ちパターン情報が構成されているテンプレート 9,800円
 figma(フィグマ) アプリやWebに特化した無料で使用できるノーコードツール スターター:無料
プロフェッショナル:1,800円(月額)
ビジネス:6,750円(月額)
エンタープライズ:11,250円(月額)
【無料】canva(キャンバ) 豊富なデザインテンプレート・ライブラリからカスタマイズ可能 canva無料:無料
canvaプロ:12,000円(年額)
canvaチーム:*30,000円(年額) *

1つずつ詳しく解説していきます。

LP One(エルピーワン)

LP One(エルピーワン)
出典:LP One

LP Oneは、パワポ感覚で「見たまま編集」ができる、BtoBマーケティング向けのLP制作ツールです。

LPの勝ちパターンを反映したテンプレートが用意されており、サービス訴求・課題解決型・セミナーなど様々な用途に使用できます。

HTMLCSSなどの専門知識は一切不要で、テンプレートを選んでテキスト・画像を差し替えていくだけで、簡単にLPを制作可能です。LPの複製も1クリックで簡単に行えます。

また、AIがキャッチコピーの提案・文章の添削をしてくれる「AIアシスタント機能」もオプションで利用できます

料金 特徴
9,800円~ 勝ちパターン情報が構成されているテンプレート

figma(フィグマ)

figma(フィグマ)
出典:figma

figmaは、ブラウザ上で使えるノーコードツールで、アプリやWebに特化したツールとして、人気があります。

figmaで利用可能なLPテンプレートは、ブロックを組み立てるだけで簡単にレイアウトが制作できるテンプレートもあります。無料のワイヤーフレームテンプレートもあるため、料金を抑えたい方にはおすすめです。

無料プランでの利用でも、アップデートを繰り返し行っているため、拡張性が高く処理も速い特長があります。

料金(月額) 特徴
スターター:無料
プロフェッショナル:1,800円
ビジネス:6,750円
エンタープライズ:11,250円
アプリやWebに特化した無料で使用できるノーコードツール

【無料】canva(キャンバ)

【無料】canva(キャンバ)
出典:canva

canvaは、無料のLP制作ツールで、オリジナルのページを制作できます。ゼロからLP制作できますが、canvaには多彩なデザインテンプレートがあるため、その中からカスタマイズすることも可能です。

また、豊富なライブラリには、イラスト・ベクター・ストックフォトなどのデザイン要素があり、自社に合ったデザインに仕上げていけるでしょう。

canvaは、無料でも利用可能ですが、有料プランもあります。有料にするとAI機能を使えたり、ブランドを簡単に拡大できたりします。

料金(年額) 特徴
canva無料:無料
canvaプロ:12,000円
canvaチーム:30,000円
豊富なデザインテンプレート・ライブラリからカスタマイズ可能

LPテンプレートの選び方

LPテンプレートの選び方
LPテンプレートは、以下3つの点を基準に選びましょう。

  • 費用
  • デザイン性
  • 日本語対応の有無
  • 自社知識で扱えるレベル
  • レスポンシブ対応の有無

1つずつ詳しく解説していきます。

費用

LPテンプレートには、無料のものと有料のものがあります。

費用を抑えてLPを作りたい場合は、無料のテンプレートがおすすめです。ただし、無料のものの多くがHTMLテンプレートとなっているため、コーディングできる人材がいるかどうかを事前に確認しておきましょう。

有料のテンプレートやLP制作ツールは、テンプレートそのものだけでなくマーケティングの成果につながる機能も豊富に用意されていることが多いため、「しっかり成果を出したい」という場合は、有料のものも検討しましょう。

デザイン性

テンプレートを選ぶ際は、デザイン性も重要です。
具体的には、「自社ブランドや商品のテイストと合っているか」「CVにつながるような構成になっているか」を確認します。

自社に合うデザインのテンプレートが見つからない場合は、HTMLテンプレートをカスタマイズするのもおすすめです。

また、近年ではスマートフォンからページへアクセスするユーザーが多いため、レスポンシブデザインに対応しているかどうかもチェックしましょう。多くの場合は対応していますが、中にはオプションで別料金がかかるケースもあるため注意が必要です。

日本語対応の有無

日本語対応の有無
LPテンプレートを選ぶときは、日本語対応をしているかを確認しましょう。WordPressのLPサービスの中には、海外の企業が提供しているツールもあります。その場合、日本語対応や日本語によるサービスに対応していないことがあるため、事前に確認することが大切です。

また、日本語サポート付きの場合でも、サポート期間が決まっていることもあるため、注意してください。

自社の知識で扱えるレベル

これまで紹介してきたLPテンプレートの3つの種類から、自社の知識レベルに合ったものを選びましょう。HTMLテンプレート・WordPressテンプレートは、HTMLCSS・WordPressなどある程度の知識が必要です。そのため、自社で取り扱えるレベルのテンプレートを選ぶことが大切になります。

また、自社に知識のある人がいない場合でも、専門的知識なくても制作できるLP制作テンプレートがあるため、安心して制作できます。

レスポンシブ対応の有無

ユーザーが使いやすいと感じるためには、レスポンシブ対応は必要不可欠です。レスポンシブに対応しているページは、PCやスマートフォンからアクセスした場合でも、必要に応じて変化し、快適な画面表示になります。

しかし、レスポンシブ対応になっていないページは、レイアウトが崩れて見にくくなる可能性があります。

また、スマートフォンで検索するユーザーも増えてきているため、レスポンシブ対応はとても重要です。

関連記事:令和2年通信利用動向調査ポイント

LPテンプレートを使用する2つのメリット

LPテンプレートを使用する2つのメリット
LPテンプレートの種類や選び方を解説してきました。LPテンプレートを使用することで、簡単にLP制作ができます。ここでは、LPテンプレートを使うメリットを紹介していきます。

  • 専門的知識が不要でも制作できる
  • コスト削減ができる

1つずつ詳しく解説していきますので、参考にしてください。

専門的知識が不要でも制作できる

LPテンプレートを使用すると、専門的知識がなくても制作できます。LPを制作するときは、HTMLCSS・JavaScriptなどを使用したコーディングが必要です。

しかし、テンプレートを使用すると、コーディングのスキルを持っている人材を確保したり、育成したりする必要がありません。

さらに、LPテンプレートを使うことで、外注する必要がないため、その分の費用を抑えられるでしょう。

コスト削減ができる

LPテンプレートを使用すると、金銭的コストはもちろん、時間的コストも削減できます。LP制作は、外注した場合10~100万円程度の費用が必要になるでしょう。

しかし、LPテンプレートを使用して制作すると、無料もしくは低価格で仕上げられます。

また、テンプレートを使用せずにLP制作をすると、一般的に3週間~2ヶ月ほどの時間がかかってしまいます。LPテンプレートを使うことで、制作は1~2週間程度で完成するため、時間短縮にもなるでしょう。

LPテンプレートを使用する2つのデメリット

LPテンプレートを使用する2つのデメリット
LPテンプレートを使用するメリットを紹介しました。テンプレートを使用するメリットがある一方で、デメリットもあります。
LPテンプレートを使用する主なデメリットは、以下の2つがあります。

  • オリジナリティが出しにくい
  • 利用できる機能に差がある

1つずつ詳しく解説していきます。

オリジナリティが出しにくい

LPテンプレートを使用すると、オリジナリティが出しにくいデメリットがあります。テンプレートは、多くの企業が利用しているため、デザインが被ってしまう可能性があります。デザインが被ると、ユーザーの印象に残りにくくなるでしょう。

しかし、LPテンプレートを使用してもカスタマイズの自由度が高いものもあります。ただし、カスタマイズするにはHTMLCSSの知識がある程度必要になります。

利用できる機能に差がある

LPテンプレートは、テンプレート・プランによって利用できる機能に差があります。そのため、テンプレートの機能の多さではなく、必要な機能が備わっているかを事前に確認しておきましょう。

特に、無料で使用できるテンプレートには、機能の制限がある場合が多いため、注意してください。無料の場合でも、別途料金を支払うことで利用できる機能が増えることもあります。

効果的なLPを作るためのコツ

効果的なLPを作るためのコツ
効果的なLPを作るためには、テンプレートをもとにカスタマイズするだけでなく、以下のようなポイントを押さえる必要があります。

  • 分かりやすさを最優先する
  • ユーザー視点のライティングを心掛ける
  • 配色パターンに気をつける
  • CTAボタンを適切な位置に設置する

それぞれについては以下の記事で詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。

関連記事:LP(ランディングページ)制作の流れを解説。構成する3つの要素や制作時の注意点

テンプレートで効率的なサイト運営を

テンプレートで効率的なサイト運営を
LP制作テンプレートには、主に以下の3つの種類があります。

  • HTMLテンプレート
  • WordPress
  • LP制作ツール

また、LP制作ツールを選ぶ際には、以下のポイントに注目しましょう。

  • 費用
  • デザイン性
  • 日本語対応の有無
  • 自社知識で扱えるレベル
  • レスポンシブ対応の有無

コーディングやWordPressの扱いに慣れており、LP制作についてのノウハウがある場合は、HTMLテンプレートやWordPressテーマも良いでしょう。

専門知識がなく、手間や時間をかけずに成果の出るLPを作りたい場合は、「LP One」のようなLP制作ツールを活用するのがおすすめです。

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