企業サービスの認知拡大にはさまざまな手法が用いられます。リストをもとにしたアプローチなど、ビジネスを拡大するための手法は多岐にわたるでしょう。その中の手法の1つとして広告があります。

あらゆる媒体を活用して商品やサービスについての情報に触れてもらうことが広告の目的ですが、広告の中にも多くの種類が存在しているので、最適なものを選択することが重要となってきます。

この記事では、広告の中でもメジャーなもののひとつであるバナー広告の特徴やメリットについて見ていきます。広告出稿を検討する上で気になる料金相場や事例などについてもまとめたので、ぜひ参考にしてもらえれば幸いです。

目次

  1. バナー広告の特徴
  2. バナー広告の種類
  3. バナー広告の料金相場
  4. バナー広告を活用するメリット
  5. バナー広告の費用を抑えるコツ
  6. バナー広告の事例
  7. バナー広告のクリエイティブで参考になるサイト
  8. バナー広告を効率的に運用するためには?
  9. バナー広告で認知拡大を目指そう

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バナー広告の特徴

まずはバナー広告の特徴について解説していきます。バナー広告ディスプレイ広告と近い意味合いで使われ、テキストというよりは画像や動画をメインに使用したビジュアル重視の広告となります。アフィリエイト広告などをイメージするとわかりやすいでしょう。

ビジュアルを使った訴求が可能となるので、視覚的なインパクトから興味を引くことができることが強みだといえます。認知を拡大するためのきっかけづくりとして、有効な手段になるでしょう。

バナー広告の種類

バナー広告の種類.jpg

たくさんの種類があるバナー広告ですが、課金の基準によって区分けされていることが多く、目的に応じた選択がビジネスの拡大にも影響を与えます。

主にクリック型・インプレッション課金型・成果報酬型・期間保証型の4種類に大きく分けられ、何かしらの数によってコストが決定するという仕組みです。クリック型やインプレッション課金型はユーザーが広告をクリックしたり閲覧することで費用が発生し、成果報酬型は成約に結びついたり条件を満たした際に費用が発生します。期間保証型は広告枠を一定期間契約することで、定額での取引が可能です。

これらの特徴は小さな違いに思えるかもしれませんが、大規模にビジネスになればなるほど差が出てくるといえます。自社がどの程度のビジネス拡大を目指しているのか、予算はどれくらいなのかを照らし合わせて、比較していきましょう。

バナー広告の料金相場

では4種類のバナー広告の料金相場について見ていってみましょう。あらかじめ相場を知っておくことでKPI設定などの精度も高めることができ、効率的な運用につながります。ぜひ参考にしてみてください。

図_バナー広告の相場.png

クリック課金型

クリック課金型は文字通り、1クリックあたり〇円といった形式で料金が決まります。より多くの人がリンク先に訪れることが基準となるので、ビジュアルに自信のある広告デザインを使用している場合に強いといえます。

気になる料金相場は、1クリックあたり30~100円前後です。競合の多さによって金額は上下するので、狙っている広告枠に広告を打つ前に一度チェックしてみましょう。

インプレッション課金型

インプレッション課金型は、広告がユーザーに見られた数でカウントされます。ビジュアルに自信がある広告では有効に働きますが、クリック型と比べて1インプレッションあたりの料金も低くなる傾向にあります。

料金相場は1インプレッションにつき1~3円前後です。より多くの層にアプローチしたいときに効果的になりますので、検討してみてください。

成果報酬型

成果報酬型はいわゆるアフィリエイト広告のことです。バナー広告を表示するだけではコストは発生せず、表示されたリンク先で成約および条件の達成が確認された場合に、掲載元に費用を支払うという仕組みになっています。

料金相場は商品によって変動する場合がありますが、目安は10,000円の商品が売れた際の3割程度広告費となることが一般的です。またサブスクリプションによって定期購入が確約されているものであれば、月額料金の数ヶ月分が支払われるケースもあります。

売上が確保されたのちの支払いとなるので、他の広告に比べて費用対効果が高くなる傾向にあるでしょう。

期間保証型

これまで紹介したものは、基本的にメディアなどに費用を支払って不定期で掲載する形式です。期間保証型はあらかじめ一定期間分の枠を規定の金額を支払うことで押さえる形式になります。広告費が固定となることから、他の広告のように予算が足りなくならないかを心配する必要がありません。

期間保証型の料金相場は、1ヶ月あたり50~60万円です。高いものは1枠100万円以上することもあり、メディアの選定は慎重におこなうことが重要となります。メディアが大きいものであればあるほど、費用も比例して大きくなるので、比較的安い小さめの枠を狙ってみるのも良いかもしれません。

掲載費だけでなくデザイン費にも注意

バナー広告ではビジュアルでのインパクトやデザイン性が重要です。最大限の効果を得るためにも、プロに依頼するのが得策といえます。そこで掲載費とは別でデザイン費も合わせて予算を組んでいくことが重要になってきます。

デザイン費はどんな広告にするのかによって変動しますが、静止画では3,000~5,000円前後が一般的です。そこから「GIF」にするのか「Flashタイプ」にするのかで費用が加算されていきます。さらに動画を使用するとなれば、企画費や撮影編集費用も加わるので、事前に目的を明確にしておくことが大事になります。

バナー広告を活用するメリット

バナー広告の料金相場がわかったところで、バナー広告を活用するメリットについても紹介していきます。なぜ多くの企業が活用しているのか。また自社の目的に合った運用が可能かどうかを検討するためのヒントとしてください。

図_バナー広告のテスト.png

データで成果を管理できる

バナー広告は費用の計算にクリック数などを導入していることもあり、ユーザーがどのような反応を示したのかを確認しながら運用することが可能です。成果報酬型は特に直接成約に結びつくケースも珍しくなく、広告やその先のページが効果的であったのかを測りやすいといえます。

Google広告など各広告メディアの管理画面で詳細な情報が確認できるので、広告の方向修正にも役立つでしょう。

広告の運用を柔軟にコントロールできる

一度試したもので結果が出なかった場合に、すぐに運用方法を切り替えて運用できるのもメリットといえます。実際に試してみて効果が薄い場合はすぐに停止し、それ以上に費用が発生しないようにコントロールできます。

このように自社の商品や売り出し方にもっとも合ったものを、実際に活用しながら試していけるのもバナー広告のメリットです。

ターゲティングを詳細にできる

バナー広告は、Google広告などを活用して不特定多数のサイトに表示させることもできます。その中でまずはユーザーの反応を見つつ、より刺さるユーザー層を絞り込んでいくことが可能です。

より自社の発信を求めている層にアプローチするために、バナー広告を取り入れてみるのも良いでしょう。サービスによっては地域や年代などを細かく設定できるので、効果的なマーケティングも可能です。

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バナー広告の 費用感を抑えるコツ

広告を打つ場合、できるだけ少ない金額で最大限の効果を得たいと思うのは当然のことでしょう。そこで、少しでもコストを小さくするために役立つ方法を2つ紹介します。

長期的な契約をする

まずは期間保証型の広告の場合に有効な方法です。1ヶ月単位で契約できることが多いのですが、媒体によっては長期の契約で割引が適用される場合もあります。長期の掲載を予定しているのであれば、大幅に費用を軽減できる可能性は十分にあるでしょう。

予算がある程度確定し、費用的にも掲載場所としても問題ないのであれば、長期契約も検討してみることをおすすめします。

競合が狙っていない場所を見つける

バナー広告は枠が限られているので、効果が高く人気の枠はその分予算も多く必要となるでしょう。

しかし競合は目をつけていないが、自社との相性がよい掲載場所がある場合もあります。さまざまな視点から、どこに広告を打てば良いのか、想定している顧客層はどこにいるのかを徹底的に分析していきましょう。

バナー広告の事例

ここではGoogleディスプレイ広告とYahooの広告バナーの事例を紹介します。

Googleディスプレイ広告

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Googleディスプレイ広告は、「GDN(Googleディスプレイネットワーク)」ともいわれています。Googleディスプレイネットワークは200万以上のウェブサイトや動画、アプリと幅広く、世界中のインターネットユーザーの90%以上広告配信をすることが可能です。

メディアの広告バナー(Yahoo!)

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Yahoo!広告が提供しているディスプレイ広告Yahoo! JAPANのトップページYahoo!ニュース、さらに提携している外部のパートナーサイトに設けられている広告掲載スペースにも、広告を掲載できます。

バナー広告のクリエイティブで参考になるサイト

ビジュアルでのインパクトやデザイン性が重要なバナー広告のクリエイティブ制作に参考になるサイトを紹介します。自社がどのようなバナーを制作したいのかを考えるときや、制作会社に作ってもらいたいバナーのイメージを伝えるときに利用できるでしょう。

BANNER LIBRARY

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出典:BANNER LIBRARY

良質で参考になるバナーデザインを集めたギャラリーサイトです。4000近くのデザインが掲載されていることに加え、飲料・食品、電化製品などの「Category」、かわいい、かっこいいなどの「Taste」、季節感などの「Topic」、横長、縦長などの「Shape」、「Color」、そしてInstagramやFacebookなどの「Media」といろいろな角度からデザインの絞り込みができます。

また、今のシーズンにおすすめのタグという絞り込みができるのも、広告に時期的な要素を入れたい場合には便利な機能といえます。

Bannnner.com

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参考:Bannnner.com

バナーデザインの参考になるバナーを一覧にまとめたサイトです。掲載されているバナーの下には広告タイトルに加え、バナーのサイズが掲載されています。サイズによる掲載できる情報量の違いや、同じサイズでもデザインが異なることで掲載できる情報量がどう変わるのかなど、参考になるサイトです。

絞り込みはパソコン・タブレット、家具などの商品でもできますが、サイズやテキストのみ、写真メインなどのバナーの特徴などでも絞り込みできます。

サイズに加え、テキストメインの広告にするか写真メインにするかなど、バナー広告の方向性を考えるときにも参考になるサイトといえるでしょう。

Facebook広告集めました。

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参考:Facebook広告集めました。

タイトル通りFacebook広告を集めたサイトです。Facebookに掲載された広告ばかりなので、Facebookではどのようなデザインのものが多いのかの参考になります。

また、Facebook広告で特徴的なのは広告掲載数797件のうち、企業広告が132件、小売が108件と件数が多くなっていることです。これらの傾向を見ることで、どのようなカテゴリーがFacebook広告に向いていいるのかの判断材料になるでしょう。

バナー広告を効率的に運用するためには?

バナー広告を効率的に運用するためには何をすればいいのでしょうか。何事も事前に方向性を定めておくことは重要です。効率的に運用を進めていくために、役立つ視点を紹介します。

目的の顧客層に的確にアプローチ

広告出稿の目的は認知の拡大や商品購入などを促進することが多いでしょう。そのため顧客となりそうな層に届く広告を作ることが求められます。バナー広告を活用するのであれば、ターゲットとする層がどのようなビジュアルに惹かれるのかなど、顧客層に合わせた発信をしていきましょう。

万人にアプローチしようとすると、逆にメッセージが薄まってしまいます。誰に届けるのかを的確に定め、それに合わせた運用を心がけましょう。

データを分析しながら戦略的に方針を定める

バナー広告広告を見た人の動きを数字で確認できます。そのため打った広告ごとにデータを取得し、さまざまなパターンから最適解を探っていくことが可能です。

データを参考にした運用をしていけば、効果が薄い場合に素早く対処できます。バナー広告の形にもっとも適した発信の仕方を見つけていきましょう。

バナーの設置場所には注意

バナーの設置場所にも注意が必要です。PV数の多いサイトの枠で掲載したからといって、ユーザーの目に入らなければ効果は薄くなってしまいます。掲載場所は事前に確認しておくようにしましょう。

費用的な問題で目立つ場所を確保できない場合は、デザインに力を入れるのもひとつの方法です。

バナー広告で認知拡大を目指そう

バナー広告はビジュアルから強く訴えかけることが可能です。そのため適した層にアプローチできれば、大きな効果が見込めるでしょう。

成果を出してビジネスを拡大するためにも、最適な方法で運用を進めてみてください。この記事がバナー広告の運用に役立てば幸いです。

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