本記事で学ぶ内容

・URLパラメータツールの使い方がわかる

Google Search ConsoleURLパラメータツールを使うと、Googleにパラメータ処理の指示を出すことが出来ます。しかし、間違った設定をすると一切クロールされなくなるなど、取り扱いに気をつけなければいけないツールでもあります。

本記事では、そのツールの使い方を解説します。

URLパラメータツールとは

URLパラメータ
https://www.google.com/webmasters/tools/crawl-url-parameters

URLパラメータツールとは、ホームページ内で使用されているパラメータの処理をGoogleに指示を出すことの出来るツールです。ページの並び替え目的のパラメータであれば、内容自体は変わらないとGoogleに伝えることが出来ます。外部から張られたパラメータを指定し、正規のURLを伝えることも出来ます。

Google Search Console内のURLパラメータを開き、ホームページにパラメータ付きのURLがある場合はこのように表示されます。このパラメータの処理は、デフォルトでGooglebotが決定するようになっていますが、変更することも可能です。編集ボタンを押すと、編集画面が出てきます。

パラメータによって、コンテンツが変更しない場合は、

いいえ:ページのコンテンツには影響しません(例:トラッキング用)

を選択します。元のページとパラメータのついたページコンテンツに影響が何も起きていない場合はこちらを選択してください。
いいえを選んだ場合は、これで終わりです。

コンテンツが変更する場合は、

はい:ページコンテンツを変更、並び替え、または絞り込みます

を選択してください。

元のページとパラメータが付いたページが、何らかの変化がページに起きている場合に使ってください。

「はい:ページコンテンツを変更、並び替え、または絞り込みます。」の設定

URLパラメータ

「はい:ページコンテンツを変更、並び替え、または絞り込みます」を選択すると、複数の設定項目が出てきます。1つずつ説明していきましょう。

「このパラメータがページのコンテンツに与える影響を選択してください。」の設定

コンテンツに変化がある場合は、下記の中から適切なものを選択してください。

項目 説明
並べ替え(例: sort=price_ascending) コンテンツが表示される順番が変更されています。
絞り込み(例: t-shirt_size=XS) ページコンテンツがフィルタリングされています。
特定(例: store=women) ページに表示されるコンテンツが特定されています。
翻訳(例: lang=fr) コンテンツの翻訳版が表示されています。
ページ指定(例: page=2) 長いリストや記事の特定のページが表示されています。なお、直接コンテンツページ指定することもできます。
その他 上記以外の方法でコンテンツが変更されています。

パラメータ化された重複コンテンツのクロールをブロックする - Search Console ヘルプ

「このパラメータを含むURLのうち、GooglebotでクロールするURLを選択してください。」の設定

指定したパラメータの処理をどうするか指示を出すことが出来ます。具体的には下記表の処理が行われます。

項目 説明
Googlebot が決定 指定したパラメータの動作が不明な場合などにGooglebotに最適な処理方法を任せてしまう方法です。
すべての URL 指定したパラメータが付いているURLは全て別コンテンツで、全てのページクロールして欲しいときに使います。
値が指定されている URL のみ 値の指定されたURLのついたページだけをクロールするように指示出来ます。
クロールしない 指定されたパラメータが入ったURLクロールしないように指示出来ます。

まとめ

URLは少しだけでも違ってしまうと重複と判断されてしまう可能性があります。真っ当にホームページ運営をしている訳ですから、少しのミスでペナルティを受けることはWeb担当者であれば絶対にさけなければいけません。

今回ご紹介したURLパラメータは適切に使えば、重複ペナルティの危険からホームページを守ることができますので、しっかりと覚えて健全なページ運営を行っていきましょう。

ここがポイント

・URLパラメータツールはホームページを重複の危険から守ることができる