問題解決や思考の整理などをする際、ただ闇雲に物事を考えていてもなかなか先に進めません。「ロジックツリー」を作りながら、要素分解をし、順序立てて思考を進めることが重要です。

ロジックツリーの作成そのものは難しくなく、紙とペンさえあれば頭の中を整理できます。

しかし、チームや組織において複数人で進めていく際は、視認性の高さや作成した図の共有も必要になるでしょう。

そこで今回は、Microsoft Office PowerPointを使用してロジックツリーを作成する方法を紹介します。PowerPointを使用したことのある方はもちろん、初心者の方でもすぐに作図できますので、まずは簡単なロジックツリーを作図してみましょう。

ロジックツリーとは

ロジックツリーとは、問題解決や要素の概要を掴む際に用いられるフレームワークです。
一つひとつ要素分解して広げていく図が、木が枝を広げている姿に似ていることから名付けられました。

ロジックツリーは問題解決のツールとなるだけでなく、例えばプレゼンテーションの資料としても活躍します。

因果関係や分類の区分けなどを矢印の流れだけで解説できるロジックツリーは、視認性がよく伝わりやすい図表として最適です。

また、ビジネスで欠かせない論理思考とも相性がよいツールです。

ロジックツリーを用いると相手に筋道だった方法で伝えられ、かつ、ロジックツリーを通して考えることで自身の論理思考の強化にも役立ちます。

参考:
ロジックツリーとは - Webマーケティング用語|ferret [フェレット]
論理的思考とは?〜基礎知識からトレーニング方法まで解説|ferret [フェレット]

パターン別ロジックツリー3種

1.要素分解ロジックツリー

要素分解.png

商品やサービスの要素などを、細かく分解するロジックツリーです。
セグメンテーションやターゲティングなどで役立つほか、改善点の洗い出しにも活用できます。

改善点が明確になったら、次項目で紹介している「原因究明ロジックツリー」を使用して根本の問題点を探りましょう。

要素分解ロジックツリーを構築する上で重要なことは、「MECE(ミーシー)」を意識することです。「MECE」は漏れなく、重複なくという意味のロジカルシンキングの概念のひとつ。

一つひとつの項目を丹念に精査し、漏れなく項目を書ききることを意識してください。
MECEについては、以下の記事を参考にしてみてください。

参考:
MECEって?ロジカルシンキングの基本的考え方を理解して思考の抜け漏れを防ごう|ferret [フェレット]

2.原因究明ロジックツリー

原因究明.png

物事の原因究明を行うロジックツリーです。

階層が下がるごとに細かい原因を探ることができ、改善策が立てやすくなります。

原因を突き止めたら、各原因を起点として次項目で紹介している「問題解決ロジックツリー」を使って改善策を決めましょう。

原因究明の際は複数の要素が絡むことが多く、原因究明ロジックツリーは複雑になりやすいことが特徴です。

ここでも「MECE」を意識して、重複のないロジックツリー作成を心がけてください。なお、重複する項目が表れた場合は、複数箇所から矢印を伸ばして説明します。

3.問題解決ロジックツリー

問題解決.png

目的達成や問題解決をするためのロジックツリーです。要素分解ロジックツリー、原因究明ロジックツリーと順序よく取り組むと最大限の効果を発揮します。

ここでのポイントは、個々のポイントに絞って解決策を考えることです。

ロジックツリーでは「分けて考える」ということが重要ですので、全体を眺めるのではなく、一つひとつていねいに注視してみましょう。