フォーム作成・顧客管理ツール「formrun(フォームラン)」のマーケティング担当者です。

広報や人事、カスタマーサポート、Web担当といった業務に従事している方に馴染みのある「メールフォーム」。いつでも問い合わせを受け付けることができる上、知りたい情報を効率良く顧客から取得することができるので、企業と顧客の双方に便利なサービスです。

メールフォームの作成・設置にあたって、PHPやCGIといったプログラム言語を使って自作しサーバに設置、もしくは既存のブログサービスやCMSに組み込まれているフォームを利用するという方法もあります。また、ASP(Application Service Provider)型のサービスを選択する方も少なくありません。最近ではSaaS型と言われることも増えましたね。

ASP型メールフォームのメリットは、なんといってもスピード。ユーザー登録して設定するだけで簡単にフォームを作成・設置できる点です。しかし、メールフォームを提供する企業は数多くあり、各社がどのような特徴・強みを持っているのかが分かりづらいという声も散見されます。

そこで今回は、formrun(フォームラン)はもちろん、他社メールフォームの良いところも正直に紹介します。無料で始められるものを挙げておりますので、ぜひメールフォーム選びの参考にしてみてください。

目次

  1. メールフォーム比較
    1. formrun(フォームラン):作成の手軽さとデザイン性重視のメールフォーム 、問い合わせ管理機能も充実
    2. フォームズ:注文フォーム作成も可能!基本を網羅したメールフォーム
    3. オレンジフォーム:とにかくシンプルデザイン!有料版もお手頃価格で利用可能
    4. フォームメーラー:ドラッグ&ドロップの簡単操作でフォームやページが作成できるツール
    5. Tayori:カスタマーサポート用のFAQ機能が魅力
  2. まとめ

メールフォーム比較

今回は5つのメールフォームについてまとめました。

formrun フォーム オレンジフォーム フォームメーラー Tayori
無料での利用
フォーム作成数 3 無制限 無制限 5 1
作成可能項目数 無制限 10 無制限 7 無制限
作成のしやすさ
条件分岐ができる × × ×
注文フォーム × 有料 有料 ×
PayPal決済可能 × 有料 有料 ×
他ツールとの連携 × 有料 × ×
公開の詳細設定
トーク形式フォーム × × × ×
セキュリティ対策
広告の非表示 有料 有料 有料

form_matrix.jpg

formrun(フォームラン):作成の手軽さとデザイン性重視のメールフォーム 、問い合わせ管理機能も充実

1. formrun.png

formrun(フォームラン)は直感的にフォームを作成したいという方に、おすすめのメールフォームです。

「カタログ請求」「会員登録」「お見積もり依頼」「セミナー参加」「資料ダウンロード」など目的ごとに用意されたテンプレートと、クリックによる項目追加・項目変更により、デザイン性の高いフォームが簡単に作成可能。

HTMLコード出力もできるので、すでにあるWebサイトへの設置もすぐにできます。作成したフォームにデザイン性を損ねる広告が表示されることもありません。また、有料プランではGoogle Analyticsや広告タグを設置できるので、リード獲得などマーケティング的な用途にも向いています。

また、問い合わせ管理を“ボード表示”の「カンバン方式」で行うことができるため、顧客のステータスが把握しやすくなっているのが特徴です。

もちろん、SlackやChatwork、メールなどへの通知機能も揃っており、フォーム送信後のコミュニケーションまでしっかりやりたいケースに向いているサービスです。

2. formrunデモ画像.pngformrunのデモ画面

formrun(フォームラン)は情報セキュリティマネジメントについての国際規格「ISO 27001 (ISMS)」を取得しており、セキュリティ面での安心感が魅力です。

一方で、フォームの公開期間設定や回答内容による条件分岐ができないなど、アンケートフォームとして利用する場合には機能が不足する部分もあります。

▼formrunが向いているケース
・Webサイトのデザインを損ねないデザイン性の高いフォームがほしい
・問い合わせに対してチームで対応するケースがある
・問い合わせ数をPDCAで増やしたり、マーケティング費用対効果も測りたい

フォームズ:注文フォーム作成も可能!基本を網羅したメールフォーム

3. フォームズ.png

フォームズは、メールフォームとして必要な機能がほぼ全て備えつつ、それ以外の用途にも対応できる機能が特徴です。

PCやスマホなどデバイスごとの公開設定や、IPによるアクセス制限ができたり、フォームの公開状況に関して細かな設定が可能です。

また、無料で使えるプランでもPayPalによるクレジットカード決済に対応しており、商品の注文やイベント参加申し込みのタイミングで代金の支払いができます。メールフォームだけでなく、単品の商品販売まで対応できます。

ただし、項目の追加・編集・並び替えをそれぞれ個別に行わなければならないため、慣れないとフォームの作成に手間取ってしまいます。

見た目や操作性はともかく、対応機能の豊富さで選びたい、という場合に向いているサービスといえます。

▼フォームズが向いているケース
・問い合わせだけでなく商品販売も行いたい
・問い合わせ内容に応じた条件分岐に対応したり、長いフォームを分割したい
・フォーム内の表記を英語に対応させたい

オレンジフォーム:とにかくシンプルデザイン!有料版もお手頃価格で利用可能

4. オレンジフォーム.png

シンプルなフォームを手軽に作成できる、オレンジフォーム。デザインにこだわらずオーソドックスなフォームが欲しいという方におすすめです。シンプルですがスマホ表示やSSLなど基本機能は押さえています。

同社が提供する「オレンジメール」と連携することで、簡単にメルマガやステップメールを配信することができ、とても魅力的です。

他社ツールに比べ無料で使える範囲は広くはないものの、有料プランが月額1200円と、今回紹介するサービスの中ではリーズナブルな価格設定です。またGoogleスプレッドシートやGoogleアドワーズ、Chatworkなど外部ツールとの連携が可能なので、フォーム送信されたデータを資料作成に活用したい場合などにも向いています。

複数のツールと組み合わせて使いたいという方は有料プランの利用が必要になりますが、長期割引もあり試しやすい価格となっています。

▼オレンジフォームが向いているケース
・とにかく安く、そこそこの機能のフォームを使いたい
・同社のオレンジメールをすでに利用している

フォームメーラー:ドラッグ&ドロップの簡単操作でフォームやページを作成できるツール

5. フォームメーラー.png

項目をドラッグ&ドロップするだけで思い通りのフォームが作成できます。公開設定やアクセス制限が細かく設定でき、IPによるアクセス制限や連続投稿に対する規制、禁止ワードの設定、パスワード入力要求なども可能です。

また、月額1000円から利用できるPro版ではランディングページの作成もできるので、キャンペーンページやイベント集客用のページを作る必要がある際、重宝するでしょう。

ある程度のクオリティのページならマーケティング担当者だけで作成できるメリットは大きいですね。ページ作成時に好きなURLを命名できるのもうれしい機能です。

無料のプランでも人気投票や簡易アンケートに使える「投票フォーム」が1つまで作成できますが、回答データの保持期間が6ヶ月になっているので要注意です。

▼フォームメーラーが向いているケース
・フォームだけでなく、ページも作成したい
・Google タグマネージャを設置したい(有料プランのみ対応)

Tayori:カスタマーサポート用のFAQ機能が魅力

6. tayori.png

Tayoriは他のメールフォームに比べ、カスタマーサポートの業務を効率化する機能が多いのが特徴です。利用シーン別に用意されたテンプレートを使って、問い合わせフォームあるいはチャット形式のフォームまで作成することができます。

さらに他にない機能としてFAQの作成機能もあります。Webサイトに訪れた人々の疑問を解決するためのヘルプページを簡単に作れる上、FAQページフォームを連携させて使うことも可能です。
Web制作のリソースがなくてもサポートチームだけでFAQを構築できるのは、会社によっては大きなメリットになることもあるでしょう。

フォームの条件分岐ができなかったり、公開設定・外部ツール連携が少なかったりという点はあるものの、フォームをカスタマーサポートに特化して使いたいという場合には適したツールと言えます。

▼Tayoriが向いているケース:
・お問い合わせ内容をもとに、FAQコンテンツも充実させていきたい
・FAQコンテンツを作るリソースが社内で確保できない

各メールフォームの特長を押さえよう

無料から使えるメールフォーム5つについて、その特長を紹介しました。すべての面で優れたメールフォームというものはなく、それぞれに強み・弱みがあります。

メールフォーム導入の際には、その目的と必要とする機能の優先順位を明らかにした上で、
どのツールが自分たちに適切なのかという視点で選ぶと良いでしょう。

どのサービスも無料で使えますので、一度試してみて自社のニーズや運用フローに合うものを選択するというのも良い方法ですね。

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