無料で簡単にフォームを作成できるツール「フォームメーラー」。ドラッグ&ドロップの直感的な操作でフォームを作ることができ、幅広い機能が利用できることから多くの企業が利用しています。

フォームメーラーを活用することで、手間をかけずにフォームを作成できフォームからのリード獲得も期待できるため、マーケティングを加速させるツールとして活躍を見込めます。

この記事では、問い合わせやアンケートなどのフォームを設置したい方に向けて、フォームメーラーの特徴や強み、料金プランについて、また他社と比較をした際の特徴の違いもあわせて解説します。

フォームメーラーの口コミ・評判や、どんな企業におすすめできるかも解説するため、ぜひ参考にしてください。

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SlackやChatworkなどのチャットツール連携や顧客のステータス管理も可能!無料でも利用できるのでまずはお試しください。

目次

  1. フォームメーラーとは
  2. フォームメーラーの特徴・メリット
  3. フォームメーラーの便利な機能
  4. フォームメーラーのデメリット
  5. フォームメーラーの利用料金
  6. フォームメーラーの口コミ・評判
  7. フォームメーラーの利用がおすすめなシーン・企業
  8. フォームメーラーの競合ツールの特徴
  9. まとめ:フォームメーラーや他ツールを活用してマーケティングを効率化しよう

フォームメーラーとは

フォームメーラーは、株式会社フューチャースピリッツが運営するフォーム作成ツールです。大手企業や教育機関、行政などの公的機関でも活用されており、今や40万以上のアカウント数を誇ります。

また、日本国内で提供されている、優秀かつ社会に有益なクラウドサービスを表彰する「ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2018」において、ASPIC会長賞を受賞しています。

直感的な操作が可能であり、幅広い用途のフォームテンプレートも用意されているため、専門知識がない場合でも簡単にフォームを作成できます。

機能面やUIの面でツールの改良も行われており、2020年には様々なリニューアルが実施されています。

2020年のリニューアルでアップデートしたこと

2020年に行われたアップデートでは、主に「全プランのフォームデザイン」と「ランディングページフォームの機能」の2つが改善されています。それぞれのアップデート内容について、詳しく解説します。

フォームデザイン

全てのプランに適用されたフォームデザインのアップデートでは、以下画像のように要素のサイズや色分け、テキストフォントなどが変更されています。
image2.jpg
引用:フォームメーラー

主に以下3つのポイントを重視したリニューアルとなっており、各項目のサイズが大きくなっているため、スマホやタブレットなどのマルチデバイスでも操作がしやすい仕様になりました。

  • 閲覧デバイスを問わない見やすさ
  • スマホでの使いやすさ
  • 入力内容のリアルタイムエラー判定

リニューアル前と比べて必須項目を視認しやすくなっており、リアルタイムでのエラーチェック機能も実装されているため、ユーザーの負担を軽減できる点も魅力です。

ランディングページフォーム

ランディングページフォームについては、スマホユーザーを意識した、ラジオボタンやチェックボックスなど、入力項目のデザインが改善されている点がポイントです。

入力内容が正しいかどうかのリアルタイムチェック機能も搭載され、UXの観点でも質の高いフォームの作成が可能となっています。
image4.jpg

引用:フォームメーラー

入力漏れがある場合、以下のように色とテキストでわかりやすくアラートが表示されます。

image3.jpg
引用:フォームメーラー

リアルタイムでアラートを表示することで、フォーム入力時にユーザーが「どこを直せばいいのかわからない」と悩まずに済みます。入力エラーがあった場合に、ユーザーが面倒に感じてフォームから離脱してしまうことを防げます。

フォームメーラーの特徴・メリット

フォームメーラーには、大きく分けて以下6つの特徴やメリットがあります。

直感的操作で使いやすいUI

フォームメーラーの最大の特徴は、HTMLなどの専門知識がなくても、ドラッグ&ドロップ操作で直感的にフォームを作成できることです。

問い合わせやアンケートなど、様々な用途に合ったテンプレートも用意されており、フォーム作成から公開までの作業を最短30分で完了することもできます。

直感的な操作ができるため、コーディングの知識がない場合でも、スピーディにフォームを作成・編集することが可能です。時間や手間をかけずにフォームを作成したいと考えている企業にとっては、大きなメリットだといえます。

マーケティングを効率化

フォームメーラーを利用することで、マーケティング活動を効率化することもできます。

Googleタグマネージャや、アクセス解析ツールであるGoogleアナリティクスとの連携が可能なため、それらをマーケティングに活用できるのです。

また、フォームから送信された回答データは管理画面でグラフ表示され、CSV形式での一括ダウンロードもできるため、集計や分析を行う際にも役立ちます。

高いセキュリティ性

フォームメーラーは、高いセキュリティ性を実現している点もメリットです。

フォームを運用する際は、顧客の個人情報が漏えいしないよう対策を行うことが必須ですが、フォームメーラーでは以下4つのセキュリティ対策がなされています。

  • SSL暗号化通信
  • プライバシーマーク取得
  • スパム投稿防止(reCAPTCA)
  • フォーム閲覧時のパスワード制限

上記のような対策が行われているため、データの改ざんや顧客情報の漏えい、スパムメールによるウイルス感染などのリスクを抑えることができます。

外部ツールとの連携

フォームメーラーでは、様々な外部ツールとの連携が可能です。GoogleアナリティクスやGoogleタグマネージャ以外にも、以下のような予約管理ツールや問い合わせ管理ツールとの連携ができます。

  • LTV-Salon
  • Re:lation(リレーション)
  • サイボウズ メールワイズ

すでに上記のようなツールを利用しているのであれば、フォームメーラーと連携することでデータ共有が容易となり、問い合わせや顧客管理などの業務の効率化が図れます。

注文フォームとしても活用可能

フォームメーラーの有料プランを利用することで、注文フォームの作成も可能です。商品の名称や価格、画像などを登録できる機能が搭載されています。

加えて、代引⼿数料・送料を含めた合計金額を自動で計算できる機能や、購入金額によって送料を設定(無料・送料全国一律・購入金額に応じた送料)する機能もあります。

さらにPayPal決済にも対応しているため、商品の販売だけではなく、フォームから有料のセミナーなどを受け付けることも可能です。金額計算や決済システムをイチから開発する必要がないため、簡単に注文フォームを作成できます。

スマホからもフォームを作成できる

フォームメーラーでは、PCだけではなくスマホからもフォームの作成や編集ができます。

新規フォームの作成や編集、公開、ラジオボタン・チェックボックス設置などの操作が可能なため、外出先からでもフォームを管理することができます。出先で、急遽フォームの調整が必要となった場合や、スキマ時間で作業したい場合に便利です。

ただし、PC版で行える操作であるフォームの並び替えや、フォームのカラーラベルの変更はできないため注意が必要です。

フォームメーラーの便利な機能

フォームメーラーにはいくつもの便利な機能がありますが、その中でも特に便利なものをピックアップして紹介します。

機能 概要
リアルタイムバリデーション 入力漏れがあった際に、リアルタイムでエラーを表示する
郵便番号での住所自動入力 郵便番号を入力すると、それに応じた住所を自動で入力できる
ファイル添付 フォームの回答時に画像やPDFを添付でき、エントリーフォームでのレジュメ添付や問い合わせ時の写真添付などの用途で活用できる(※有料版のみ)
リアルタイムの回答状況共有 投票フォームなどにおいて、現在の回答状況を投稿者に知らせる機能で、グラフを用いて視覚的にわかりやすく共有できる
同一メールアドレスの重複投稿確認 同じメールアドレスによる2回目以降の投稿をエラーにできる(※有料版のみ)
HTMLソースでのサイトへの埋め込み 作成したフォームHTML形式のソースで自社サイトのページに埋め込める
CSVダウンロード フォームの回答データをCSV形式でダウンロードできる
Googleアナリティクス連携 フォームGoogleアナリティクスのトラッキングコードを設置し、アクセス解析やコンバージョンの計測ができる

リアルタイムバリデーションや住所自動入力機能を活用することで、ユーザーの負担を軽減できます。そしてCSVダウンロードやGoogleアナリティクス連携などの機能を活用して、フォームの分析や改善を行うことも可能です。

リアルタイムバリデーションや住所自動入力機能を活用することで、ユーザーの負担を軽減できます。そしてCSVダウンロードやGoogleアナリティクス連携などの機能を活用して、フォームの分析や改善を行うことも可能です。

フォームメーラーのデメリット

ここまで、フォームメーラーの強みや便利なポイントを紹介してきましたが、弱みとしてはどのような点があるのでしょうか。大きく分けて、以下3つのデメリットが挙げられます。

独自ドメインの利用が有料

フォームメーラーでは独自ドメインの設定が可能ですが、以下の2つの有料プランでしか利用できません。

  • Business
  • Pro

Proプランの場合は550円のオプションを追加する必要があるため、注意が必要です。

独自ドメインを利用しない場合は、URL内に「form-mailer.jp」と表示されてしまいます。コストをかけずにURLを自社名に指定したい場合には、フォームメーラーは向かないかもしれません。

チャットツールやMAツールと連携できない

フォームメーラーはアクセス解析ツールや問い合わせ管理ツールとの連携は可能ですが、チャットツールやMAツールとの連携はできません。

例えばSlackやChatwork、Microsoft Teamsなどのツールとは連携できないため、フォームに回答があった場合、ユーザーへのレスポンスが遅延してしまう可能性があります。

日常的に使うコミュニケーションツールで通知を受け取りたい場合や、フォームを起点としたMAでのリード育成につなげたい場合には、不便だと感じるかもしれません。

顧客管理までは難しい

フォームメーラーのみでは、顧客の管理までを行うことは難しいです。

自動返信メールの設定や回答データのCSVダウンロードなどは可能ですが、システム上での顧客への個別連絡や、問い合わせステータスの管理などはできません。

他ツールと連携することで顧客管理も可能となりますが、そのためにはRe:lationやメールワイズなど、別サービスへの登録や契約が必要となります。ひとつのツールのみで、フォーム作成から顧客管理までを一貫したい場合には向かないかもしれません。

フォームメーラーは簡単で手軽に使えるツールである一方で、無料での独自ドメイン利用やチャットツール・MAツールとの連携に対応していないなどのデメリットがあります。この記事の最後にて、これらのデメリットを解消できるツールを紹介します。

フォームメーラーの利用料金

フォームメーラーには、無料版と有料版があります。各プランの料金と使える機能は以下の通りです。Businessプランには、14日間無料のお試し期間が用意されています。

Free Pro Business
料金 無料 1,375円/月 約2,063円/月 ~(3ヵ月利用、12ヶ月契約の場合)
フォーム作成可能数 5 10 20~100
設置可能な項目数 7 100 100
回答データ保存期間 6ヵ月 12ヵ月 24ヵ月
注文フォーム作成 ×
ファイル添付 ×
ランディングページ作成 ×
独自ドメイン設定 × 〇(追加オプションが必要)
サービス名クレジット非表示 ×
見積書発行 ×
請求書払い ×

Freeプランには、フォーム作成に最低限必要な機能が揃っています。フォームの機能を充実させたい場合や注文フォームを作成したい場合は、有料版を利用する必要があります。

フォームメーラーの口コミ・評判

Twitterで調査をしたところ、実際にフォームメーラーの利用経験がある方の口コミ・評判として、以下のようなツイートがありました。

プラス評価

実際の業務でフォームを作成するWeb関連のお仕事に従事されている方に評判なのは、信頼のおけるポイントかもしれません。

マイナス評価

不調になることもあるようで、「動作しない」などの口コミもありました。

フォームメーラーの利用がおすすめなシーン・企業

フォーム作成において以下のような要望がある企業は、フォームメーラーの利用がおすすめです。

注文用のフォームを設置したい

注文用フォームや有料セミナーの受付フォームを設置したい場合は、フォームメーラーがおすすめです。

フォームメーラーのProおよびBusinessプランでは、注⽂フォームを作成できます。金額を計算する機能をイチから作るのは手間がかかりますが、フォームメーラーには合計⾦額を⾃動で算出してくれる機能もついているので、会計時の手間もかかりません。

商品名や商品画像の登録、送料の設定なども可能なので、ECサイトでの利用にもおすすめです。

ランディングページを作成したい

有料プランに限りますが、フォームメーラーではセミナーやイベントなどのランディングページを作成することもできます。

画像(1枚あたり500KBまで)を無制限でアップロードでき、Google MapsやYouTube動画の設置なども可能なため、イベントや製品などのイメージが伝わりやすいランディングページを作れるでしょう。

また、公開したページの履歴を保存できる「世代管理」があるため、一時的なキャンペーン用のページを保存し、必要に応じて復元させることも可能です。

簡単・スピーディーにフォームを作成したい

自社のフォームを簡単かつスピーディーに作成したい場合にも、フォームメーラーがおすすめです。フォームメーラーなら、フォーム作成からページの公開までを最短30分で行えます。

様々な用途に合ったテンプレートがあるので、イチから作る手間がかかりません。ドラッグ&ドロップの直感操作で作成できコーディングの知識も不要なので、フォームを作った経験がない場合でも、簡単に作成できるのです。

スマホからのフォーム作成・編集も可能なので、外出先からでも手軽にフォームを作成できます。

フォームメーラーの競合ツールの特徴

最後に、顧客管理などの機能が豊富でフォームメーラーのデメリットを解消できるフォーム作成ツールを紹介するとともに、フォームメーラーとの違いについても解説します。

formrunとの違い

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formrunは、「ferret」を運営する株式会社ベーシックが提供しているフォーム作成ツールです。フォームメーラーと比較したformrunの特徴は、下記の通りです。

  • フォーム作成から問い合わせ対応点顧客管理までをワンストップでできる
  • SlackやChatwork、Microsoft Teams、Googleスプレッドシートと連携できる
  • 複数人での顧客対応、ステータス管理ができる

formrun最大の特徴は、フォームの作成から顧客管理までを一貫して行える点です。フォームメーラーには顧客管理機能やチャットツール連携機能がありませんが、formrunではそれらが可能となります。

カンバン画面では、問い合わせのステータスを未対応・対応中・対応完了などで管理できるため、対応漏れや二重対応などのミスも防止できます。また、自動返信メールの設定はもちろん、メールテンプレートの設定も可能なため、顧客への連絡対応を効率化できます。

無料でも利用でき、コーディングの知識がなくてもデザイン性の高いフォームを最短30秒で作成できるため、試しに使ってみたい場合にもおすすめです。

Googleフォーム

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Googleフォームは、Googleアカウントがあれば誰でも無料で使えるサービスです。このツールならではの特徴は、以下の通りです。

  • スプレッドシートなどのGoogleアプリと連携できる
  • 共同編集機能がある
  • 基本的に全て無料で使える

クラウド上でリアルタイムに複数端末から閲覧可能なので、複数人で共同編集することが可能です。

ただし、Googleアカウントのドライブの容量内(15GB)での利用となりますし、デザインを細かくカスタマイズするにはHTMLCSS、PHPなどでコーディングする必要があるため注意が必要です。

オレンジフォーム

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オレンジフォームは、株式会社オレンジスピリッツが提供するフォーム作成ツールですフォームメーラー同様、専門知識がなくても簡単にフォームを作れる手軽さが特徴ですフォームメーラーとの違いは、以下が挙げられます。

  • Chatworkへの自動通知がある
  • 作成できるフォーム数に上限がない
  • SNS連携ができる

無料版でも作成フォーム数に上限がないので、複数のチャネルを持つ企業や、たくさんのフォームを設置したい企業におすすめです。作成したフォームTwitterやFacebookなどのSNSでシェアすることもできます。

まとめ:フォームメーラーや他ツールを活用してマーケティングを効率化しよう

フォームメーラーは無料から使うことができ、セキュリティ面も配慮されているため、安心して使えるフォーム作成ツールです。専門知識がなくても使いやすく、直感的な操作ができる点も、このツールならではのメリットといえます。

無料版では機能が限られていますが、有料版にアップグレードすると独自ドメインの設定やランディングページ、注文フォームなどの作成が可能となるため、ビジネス利用の場合は有料版がおすすめです。

ただしフォームメーラーのみでは、チャットツールやMAツールとの連携、顧客管理までを行うことは難しいです。

フォーム作成から顧客管理までを一貫して行いたいなら、formrunもおすすめです。formrunではチームでの問い合わせ・顧客管理が可能であり、SlackやChatworkなどのチャットツールとの連携にも対応しています。無料でも利用できるため、ぜひお試しください。

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