本記事で学ぶ内容

・ランキングアルゴリズムの歴史を知ることができる
・何を意識してホームページを作るべきか理解できる

Googleは常にユーザー重視でサービスを向上させてきました。ランキングアルゴリズムはユーザー満足度の高いホームページが上位に表示されるように改善が繰り返されています。

ランキングアルゴリズムが、「なぜ改修されたのか」「何を目的にしているのか」を理解することは、今後の彼らの動きを推測できることに繋がります。

Googleのアルゴリズムの歴史

Googleのアルゴリズムが、「なぜ」「どんな」アップデートされたのか知ることで、Googleが目指していること、これからやろうとしていることを知る一助となります。
毎日何かしらのアップデートが行われているのですが、今回はその中でも代表的な

・パンダアップデート
・ペンギンアップデート
・モバイルフレンドリーアップデート
・インタースティシャルアップデート
・モバイルファーストインデックス

を順々に見ていきましょう。

2011年2月:パンダアップデート

panda.jpg
この頃、検索結果の上位を占めていたのは、大量の粗悪で内容の薄いページでした。いわゆる、コンテンツファーム(Content Farm)が「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」の考え方で大量のページを作っていました。

これらの内容の薄くユーザーが満足しないページ検索結果を汚しているために、排除しようとアルゴリズムのアップデートが行われました。これがパンダアップデートです。

Googleは2011年2月24日に公式ブログOfficial Google Blog: Finding more high-quality sites in searchという記事を出し、質の低いページなどの順位を下げるアルゴリズムの変更を行ったと言及しました。

But in the last day or so we launched a pretty big algorithmic improvement to our ranking—a change that noticeably impacts 11.8% of our queries—and we wanted to let people know what’s going on. This update is designed to reduce rankings for low-quality sites—sites which are low-value add for users, copy content from other websites or sites that are just not very useful.
私たちは、検索キーワードのの11.8%に大きな影響を与えるアルゴリズムの変更を行いました。これは、ユーザーにとって価値の低いページやホームページ、他サイトのコンテンツをコピーするページの検索順位を下げるように設計されています。
引用元:Official Google Blog: Finding more high-quality sites in search

下記のような

・ユーザーにとって有用ではないページ
・他サイトの情報をコピーしているページ

これらの順位を下げたのが、パンダアップデートです。

今では、通常のアルゴリズムに組み込まれ、アルゴリズムの更新が告知されなくなりました。日々改善が行われているようです。

2012年4月:ペンギンアップデート

penguin.jpg
パンダアップデートコンテンツの質を改善させるアルゴリズム変更を行いましたが、ペンギンアップデートリンクの質を改善させるアルゴリズム変更になります。

2012年4月に公式ブログに出したGoogle ウェブマスター向け公式ブログ: 良質なサイトをより高く評価するために でスパム行為への対策を行ったと発言しています。

今回 Google は、ウェブスパムをターゲットにした重要な変更を検索アルゴリズムに施しました。これまでも良質なサイトを適切に評価するために様々なアルゴリズムの変更を実施してきましたが、今回の変更では、Google の 品質に関するガイドライン に違反しているサイトについて、その掲載順位を下げるような対策を実施します。
引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ: 良質なサイトをより高く評価するために

Googleリンクに関しては、リンク プログラム - Search Console ヘルプ で、例として以下の様なものをリンクプログラムとして挙げていて、これらに参加することはガイドライン違反と警告しています。

・金銭のやり取りが発生したリンク
・過剰な相互リンク
・アンカーテキストに意図的にキーワードを多く使用したリンク
・自動化されたプログラムに参加して生成された自サイトへのリンク
・質の低いディレクトリやブックマークサイトからのリンク
・ウィジェットに埋め込まれたリンク
・フォーラムなどのコメントや署名に含まれる作為的なリンク

これらのリンクプログラムには参加しないようにしましょう。

広告リンクであってもPageRankという評価を転送しないリンクであれば、ガイドライン違反にはなりません。
PageRankを転送しない方法としては

・rel="nofollow" 属性を <a> タグに追加する

を使うと良いでしょう。詳細はリンク プログラム - Search Console ヘルプで確認してください。

2015年4月:モバイルフレンドリーアップデート

スマホ検索利用者の増加に伴い、スマホでのページ閲覧に最適化されていないページの評価が下がるアルゴリズムが追加されたのがモバイルフレンドリーアップデートです。

mf.png
画像引用:Google ウェブマスター向け公式ブログ: モバイル フレンドリー アップデートを開始します

上記画像のように、パソコン用ページをスマホで縮小表示している場合は、モバイルフレンドリーではないため評価が下がるということになります。

ページがモバイルフレンドリーになっているかどうかはモバイル フレンドリー テスト - Google Search Consoleで確認することができます。

2017年1月:インタースティシャルアップデート

スマホでの閲覧時に、インタースティシャルやポップアップが表示されると、コンテンツ閲覧を邪魔し著しくユーザー体験を損ねると問題となっていました。そこでコンテンツ閲覧を邪魔するページの検索順位を下げるアップデートを行いました。これがインタースティシャルアップデートです。

interstitial.png
画像引用:Google ウェブマスター向け公式ブログ: モバイル ユーザーが簡単にコンテンツにアクセスできるようにするために

・検索結果経由でページへアクセスした直後やページ閲覧の最中にメインコンテンツを覆い隠すポップアップが表示される
・インタースティシャルを表示させ、それを閉じないとメインコンテンツが見れない
・スクロールしないとメインコンテンツが見れない

上記のようなケースの場合、インタースティシャルアップデートで評価が下げられます。

ただし、下記のように正しく使う場合は影響は受けません。

・年齢確認やCookieの使用許諾など、法律上の必要性に基づいて表示されるインタースティシャル
・ログインが必要なコンテンツで表示されるログインのダイヤログ
・画面スペースから見て妥当な大きさのバナー

2018年4月:モバイルファーストインデックス(MFI)

モバイルファーストインデックス(MFI)は、2018年3月26日から導入が開始されたアップデートです。

2016年11月にGoogle ウェブマスター向け公式ブログ: モバイル ファースト インデックスに向けてにて導入が発表されました。

Googleは、Webページをクローリング・インデックス・ランキングして検索順位を決めています。これはスマホページの検索順位付けにも適用されていて、パソコンのページを基にスマホの検索順位が決められていました。しかし、見やすさに配慮するためにスマホではコンテンツを非表示にするケースなども多く、検索結果からアクセスしたら目的のコンテンツがないというような矛盾が起き、ユーザビリティを大きく損なっていました。

また、スマホを日常的に利用するユーザーが増えていることも大きな理由の一つです。スマホユーザーが多くなればなるほど、上記の矛盾点に不満を持つ人が増えていきます。

この矛盾を解消しようとする動きがモバイルファーストインデックスです。

モバイルファーストインデックスが適用されたサイトは、Google Search Consoleに通知が届きます。必ずSearch Consoleに自サイトを登録しておくようにしましょう。

まとめ

Googleのアップデートの変遷を見ていくと、最初はコンテンツの質を評価するアルゴリズムアップデートだったものが、最近はユーザーの使いやすさに対象が変わっているのがわかります。どちらにも共通しているのは、結果的にユーザーの満足度があがるようなアップデートになっているということです。ユーザーの不満が溜まっている部分の改善のアップデートといえます。

今検索順位の評価対象になっていないことでも、ユーザーにとって使い勝手が悪い部分は、先んじて対処しておくと後々アップデートされることになっても右往左往せずに済むかもしれません。ぜひとも迷ったときはユーザーにとって使い勝手がいいのはどちらだろう?と考えてみることをオススメします。