自社で保有できる「オウンドメディア」。集客やブランディングなどの目的で活用する企業が増えています。

実際にオウンドメディアを運用するとなると、運用の目的や目標設定を明確にして、適切な戦略設計を練ることが大切です。

この記事では、オウンドメディアの主な目的と目標設定の立て方、戦略設計のポイントについて詳しく解説します。

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目次

  1. オウンドメディアの主な運用目的4つ
  2. オウンドメディアの目標設定方法
  3. オウンドメディアの戦略設計で重要なポイント
  4. オウンドメディアサイトの作成方法
  5. ノーコードでオウンドメディアの更新や記事の作成・編集ができるツール「ferret One」
  6. 運用目的に合わせてオウンドメディアの目標と戦略を定めよう

オウンドメディアの主な運用目的4つ

オウンドメディアはどのような目的で運用されるのでしょうか。

ここでは、代表的な目的を紹介していきます。

1.安定的なリード獲得

多くの企業で運営されることが増えているオウンドメディアですが、ほとんどの企業は自社の商品の安定的なやリード(見込み顧客)獲得を目的にしています。

自社商品に関する情報や自社商品のターゲットユーザーにとって有益なコンテンツを発信することで、見込み顧客との接触を図ります。

また、掲載コンテンツ検索結果で上位表示されれば、多くのユーザーが自社サイトへ継続的にアクセスしてくれます。

月間数百万人を集めるメディアも数多くあり、集客には最適な手段です。

2.ブランディング

オウンドメディアはブランディングにも効果的です。

オウンドメディアで企業理念や商品への想いを発信することで、ユーザーの自社への理解と共感を得ることができます。

自社への理解と共感を得ることで他社との差別化に繋がり、コアなファンの獲得も可能です。

###3.広告宣伝費の削減
広告費の削減も運用目的の1つです。

長期的にオウンドメディアを運用し続けることで、多くの記事で上位表示されることが期待でき、無料で継続的にユーザーがアクセスしてくれます。

それにより、集客のために広告を打つ必要がなくなるのです。

オウンドメディアの目標設定方法

上記ではオウンドメディアの運用目的を解説しました。

ここでは、目的達成のための目標設定方法を見ていきます。

STEP1:競合他社をリサーチする

まず、成功している競合他社の状況をリサーチしましょう。

競合他社のオウンドメディアを分析することで、「どういうコンテンツが掲載されている」「どのキーワードで上位表示しているか」などがわかり、自社がとるべき戦略が明確になります。

分析するポイントは以下の通りです。

  • オウンドメディアのテーマ
  • 流入キーワードや流入経路
  • サイトを訪れるユーザーの属性
  • 全体のアクセス数
  • 問い合わせや資料請求までの導線
  • アクセスが集まっているコンテンツ
  • リンクを多く獲得しているコンテンツ

アクセス数やユーザー属性、導線など幅広く分析して、自社サイトの戦略設計に役立てましょう。

より具体的な競合サイトの調査方法はこちらを参考にしてください。

Webサイトの競合調査とは?目的設定と分析フォーマットを使ったやり方 | Webマーケティングツール『ferret One』

STEP2:KPIツリーを作成する

KPI(重要業績評価指標)とは、KGI(重要目標達成指標)を達成するまでのプロセスを評価する定量的な指標のこと。KPIツリーとは、KGIを頂点として、達成に必要な要素をツリー形状で可視化したものです。

KPIツリーを設定することで目標達成のために取るべき行動が一目見てわかります。

KPIツリーの図を見てみましょう。
image1.jpg

引用:KPIツリーとは? 作り方、具体例、目的、メリットについて【KPI・KGIとは?】

「売上」につなげるための要素として「受注数」が「平均受注額」が設定されています。そして、受注数と平均受注額を上げるための「商談数」と「受注率」がKPIとして設置され、下層には具体的にとる行動が決められています。

適切なKPIを設定できれば、ゴールを達成しているか測定しやすくなるため、オウンドメディアの分析と改善がスムーズを進めることが可能です。

オウンドメディアのKPI参考例

オウンドメディアのKPIで設定する項目には、以下のようなものがあります。

タイプ 目的 KPI
ブランディング型 企業や商品、サービスの認知 サイトのコメント数、SNSのシェア数、PV数など
リード獲得型 資料請求や問い合わせの獲得 問い合わせ数、メルマガ申込数、セミナー申し込み数、資料申込数など
採用型 自社の採用につなげる エントリー数、問い合わせ数、PV、UUなど
収益化型 商品販売やサービス利用につなげる 商品販売数、サービス利用数、商品利益額など

オウンドメディアのKPIは目的やターゲット、事業内容によって変わります。自社の目的に沿った適切なKPIを設定しましょう。

STEP3:中長期的な目標と期限を設ける

最後に、中長期的な目標と期限を設けましょう。

オウンドメディアは効果がすぐに出ることは少なく、数ヶ月から1年ほどかかるケースがほとんどです。そのため、長期的な目標を設定し、ゆっくりと計画を進める必要があります。また、目標に期限を付けることで、変化する状況に合わせて最適な戦略をとることが可能です。

具体的な目標設定の例を見てみましょう。

例えば、コンテンツを立ち上げてから1年程度は「新規ユーザー数」「検索順位」「PV」などの指標を目標に定め、検索エンジンに評価される1~2年以降の中長期目標は「滞在時間」「回遊率」「遷移数」「定着率」などの指標を追加してサイトを運用します。

オウンドメディアの戦略設計で重要なポイント

オウンドメディアは自由度が高いゆえに、絶対的な成功パターンはありません。ユーザーの流入経路を自然検索にするか、SNSにするかといったタッチポイントの違いでも戦略は大きく変わってきます。

どのような切り口でオウンドメディアを展開していくのか、自社の課題に応じた戦略設計が必要です。

ここでは、戦略設計のポイントと、具体的なステップについて解説します。

目的をフェーズや要素に分けて整理する

企業によっては、オウンドメディアの目的が1つでない場合があります。「リード獲得×ブランディング」「採用強化×広告費削減」など、目的の組み合わせは様々です。

複数の目的を実現していくには、目的ごとにフェーズを区切って戦略を立てる必要があります。複数のことを同時に取りかかっても成果につながりづらいからです。

例えば、ブランディングと広告費削減の2つを目的にしている企業があるとします。この場合、ブランド浸透化のためのコンテンツを先に制作し、一定の成果が得られたあとに、はじめて広告費削減の施策へと移行すべきです。

両方同時に着手しても、効果測定がしづらく、社内のリソースも不足する可能性があります。そうなっては、思うような成果は得られないでしょう。

目的の優先順位を決めて順番に取り組むことで、ゆっくりでも着実に成果を出せます。

リソースの選択と集中を行う

オウンドメディアで目的達成までの最短ルートを考え、「やるべきこと」「やらないこと」を明確に切り分けて考えます。

リソースが限られてるのに、複数のことを同時進行でこなしても成果は出ません。

例えば、リソースが足りない状態で検索向けとSNS向けの記事を同時に執筆すると、コンテンツの質が落ちてしまう可能性があります。まずは検索向けのコンテンツに集中して取りかかり、成果が出てから、SNS向けのコンテンツに取り組むなどする方が効率的です。

優先度の高い部分にリソースを集中させ、成果物の質を高く保つようにしましょう。

ユーザーニーズを満たすコンテンツを制作する

オウンドメディア運用で一番重要なのは「ユーザーニーズに向き合う」ことです。

ユーザーにとって役立つ情報を提供することで、自社サイトの信頼性が高まり、商品やサービスの訴求、ブランディングなどの効果が出やすくなります。

PVやコンバージョン率に着目しすぎると、目的がぼやけてしまい、成果の上がらないコンテンツの量産につながります。途中でコンテンツを作り直すこともできますが、多くの工数と費用がかかるので、効率的ではありません。

ユーザーのニーズ充足はオウンドメディアの土台となる部分です。「ユーザーはどんな情報を必要としているか」を念頭に置き、ユーザーニーズを深く掘り下げてからコンテンツを制作しましょう。

PDCAを回す

オウンドメディアでは、仮説をもとに改良策を考え(Plan)、サイトをアップデートし(Do)、効果を分析(Check)して、コンテンツ制作者にフィードバックし是正する(Act)といったPDCAサイクルを回すことが重要です。

PDCAサイクルを回すことで改善点が減り、認知拡大や販売促進などの目標とする成果に結びつきやすくなります。

オウンドメディアは、質のいいコンテンツが蓄積されるまで時間がかかるため、広告のようにすぐに成果が出るわけではありません。

だからこそ、相対的に良い数字を見つけ出して施策を打つなど、結果を積み上げていく作業が大切です。着実にPDCAを回し続けることが、オウンドメディアを改善、成長させるための近道といえます。

オウンドメディアサイトの作成方法

オウンドメディアの目的、目標設計、戦略が定まったら、オウンドメディアの作成に着手します。

作成の方法は大きく主に2つあります。

1.外部に委託する

まず、外部に委託することでサイトを作成できます。

サイトの立ち上げやデザイン設計など、サイト運用に関わる様々な業務を代行してもらえるのが特徴です。企業によってはコンテンツ制作も代行してくれる場合があり、サイト運用の手間を大きく減らすことができます。

自社にサイト作成やマーケティングのノウハウがなかったり、人的リソースが足りなかったりする場合、Web制作会社など外部の会社に委託するのがいいでしょう。

Web制作会社にもSEO施策、UI/UXに細かく配慮したサイト設計など、会社によって得意分野が異なります。自社で成果を出すために必要な分野が得意な会社を選ぶようにしましょう。

ただ、外部に委託する場合、費用が高額になるケースがケースが多いです。また、自社に運営ノウハウが蓄積されないといったデメリットもあります。

2.CMSを導入する

CMSを利用すれば、外部委託に比べコストを抑えられることが多く、簡単にオウンドメディアをスタートできます。

CMSとは、簡単にホームページの作成や運用ができるシステムのことです。

HTMLなどWebサイトの知識がなくても、直感的にサイトを操作してコンテンツ制作やサイトデザインを行えます。また、アクセス数の分析などのサイト改善に必要な機能も備わっており、効率よく成果を出すことが可能です。

CMSはサイト運用のコストを抑えるのにも役立ちます。

サイト制作のためにエンジニアやデザイナーを雇う必要がなくなるので、サイト運用のコストを大幅に削減できます。

「自社でサイト設計を行いたい」「なるべく費用をかけずに運用したい」という方に向いたサイト作成方法です。

以下の記事にて、オウンドメディアを構築できるサービスやCMSを紹介していますので、参考にしてみてください。

オウンドメディアの作り方解説。CMSやサービス10選も

オウンドメディアの作り方解説。CMSやサービス10選も

オウンドメディア作成で何から手をつけて良いのか、調べてもWeb業界の専門用語ばかりでなかなかわからないのではないでしょうか。 本記事ではオウンドメディアを作る手順を、Web初心者の方でもわかりやすく解説いたします。Web初心者の方におすすめのCMSやサイト制作サービスも紹介する必見の記事です。

ノーコードでオウンドメディアの更新や記事の作成・編集ができるツール「ferret One」

「ferret One」は、初心者でもオウンドメディアを作成、運用できる機能が搭載されているサイト制作ツールです。

マーケティングサポート機能が充実しており、サイト制作から効果測定まで一本化できます。Webメディアの成功体験やオウンドメディアのノウハウがなくても、質の高いコンテンツを発信し続けられます。

直感的な操作でオウンドメディアのコンテンツを更新できるだけではなく、顧客管理やアクセス解析機能、MAツールなどの他ツールとの連携、メール配信機能など、Webマーケティングに必要な機能がすべて揃っているのが強みです。

マーケティングのサポートが豊富な「ferret One」なら、ノウハウ不足、リソース不足によるWebマーケティングの失敗を防げます。

運用目的に合わせてオウンドメディアの目標と戦略を定めよう

この記事ではオウンドメディアの目的と目標、戦略について解説しました。

オウンドメディアは運用では、まずは目的を明確にしてサイトの方向性を決めることが大事です。また、目的が決まったら目標を設定し、適切な戦略をとれるように準備しましょう。

実際にメディアを運用する際には、戦略設計のポイントも参考にしつつ、取り組んでみてください。また、オウンドメディアは、外部に依頼する方法とCMSを導入する方法で作成できますが、両者のメリット・デメリットを理解したうえで、どちらを利用するか決めましょう。

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