ferret編集部:2015年1月26日に公開された記事を再編集しています。

企業のWeb担当者になったばかりの方がまずぶつかる壁が、Web用語の多さと紛らわしさです。
特にSEOは、クローキングクローラーといった一見同じようで意味合いの違う横文字用語が多いうえに変動も激しいため、せっかく覚えた単語がすぐに使われなくなったりします。

今回は、Web界隈でよく使われるSEO用語を解説付きでまとめました。
Web担当初心者だけでなく、Webに携わる方々も、復習がてら確認してみましょう。

SEOの基礎

1.SEO(Search Engine Optimization)

日本語だと「検索エンジン最適化」と訳されます。
Google検索エンジンで検索が行われた際に、オーガニック検索枠でホームページを上位表示させる為の施策全般を指します。

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SEOとは

2.SERP(Search Engine Result Pages)

SERPは、検索エンジン検索結果に表示されるページを指します。オーガニック検索、リスティング広告が掲載される場所です。Yahoo!とGoogleでは1ページ広告掲載数が異なります。

3.アルゴリズム

アルゴリズムとは元々は数学や言語学の分野の用語で、単純に言い換えると「計算方法」となります。
Web業界で使われる際は、Google検索エンジンがホームページを評価する際に基準としている計算式を指します。

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Googleアルゴリズムとは

SEOを行う上で覚えておきたいGoogleの主なアルゴリズムまとめ

4.QDF(Query Deserves Freshness)

QDFは、時事性の高い内容の記事を優先的に上位表示させるアルゴリズムを指します。
例えばワールドカップの試合結果を掲載した記事を試合終了直後に更新すれば、上位表示されて瞬間的なアクセスアップを狙うことも可能です。

似たようなキーワードとしてQDDがあります。
検索結果に同じドメインページを同時に表示させない(検索結果に掲載する情報を多様化する)アルゴリズムと認識されていますが、実際はSEO業者の間で使われている造語であり、Googleはそのようなアルゴリズムが存在するとは発表していません。

※参考記事:「QDD」とGoogleが名付けたアルゴリズムは存在しない

5.インデックス

インデックスは「目次」という意味で、Web業界で使われる場合はGoogleデータベースにホームページが登録されている状態を指します。

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インデックスとは

6.検索クエリ

「クエリ(query)」は質問を意味し、検索クエリとは、ユーザーが検索時に入力するキーワードを指します。
ホームページの対策キーワードを選定する際は、キーワードアドバイスツールなどでどのような検索クエリでの検索が多いのか確認するようにしましょう。

7.ビッグキーワード

検索ボリュームが多いキーワードを指します。
SEO」「引越し」など、単体キーワードは検索ボリュームが多くなりやすい傾向にあります。しかし、そのキーワードで上位表示して大量の流入を獲得できても、ニーズが顕在化されていないケースが多くなるので、CV(コンバージョン)に至るかはホームページが鍵を握ります。

8.スモールキーワード

検索ボリュームが少ないキーワードを指します。
少ないか多いかは業種・ジャンルによって異なるため、一概に◯◯以下がスモールワード、とは言えません。

9.ミドルキーワード

検索ボリュームが少なすぎず多すぎないキーワードを指します。
ボリュームが多すぎず、少なすぎもしないミドルキーワードは比較的上位表を狙いやすく、且つ流入数もある程度見込めるので最初に狙いに行くのであればこの層が良いでしょう。

10.オーガニック検索

検索エンジンの、広告枠以外の検索結果を指します。
SEO検索エンジンに高く評価されるホームページを構築し、広告を使わずに上位表示させることが目的なので、オーガニック検索枠内での対策となります。

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オーガニック

11.クローラー

クローラーとは、インターネット上に存在する無数のホームページを巡回し(クロールし)、文書や画像などを定期的に読み取り、自動的にデータベース化するプログラムのことです。「スパイダー」、「ロボット」などとも呼ばれます。Googleクローラーは「Googlebot」とも呼ばれます。

詳しくはこちら

クローラーとは

Google botとは

12.クロール

クロールとは、検索エンジン内のシステムであるクローラ(ロボット)がホームページを巡回し、ページ情報を収集する行為を指します。ブログやホームページクロールされ、データベースインデックスされないと、検索エンジン検索結果に表示されることはありません。
クロールされない限りはSEO以前の問題になってしまうため、できるだけクロールされやすいようにホームページを構築する必要があります。

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クロールとは

クロールされやすいホームページ構築方法はこちら

クローラーが巡回しやすいクローラビリティを意識しよう

13.Googlewebmastercentral

Googlewebmastercentralは、ホームページ管理者にとって役立つツールの提供や・有益な情報の発信をしているGoogleが運営する公式ブログです。自分のホームページGoogleに登録することで、ホームページの構造と構成について確認することができます。
それだけではなく、URL正規化、検索エンジンクロール(※検索エンジンがホームページを読み込むこと)を助けるXMLサイトマップを、Googlewebmastercentralから登録することができます。

詳しくはこちら

Googlewebmastercentralとは

14.ブラックハットSEO

ブラックハットSEOとは、自演リンクの利用など、Googleが定めるガイドラインの内容に違反した上位表示施策全般を指します。
過去に行われていた外部リンク対策はほとんどがブラックハットSEOでした。
外部リンクが重視されていた時代はSEO業者から大量に自演リンクを購入してホームページに設置するという完全なブラックハットな手法でも上位表示できていたのですが、今はそのような施策はペナルティを受ける危険性が非常に高くなっています。Google検索エンジンが進化し、ガイドライン違反しているホームページへの取り締まりが厳しくなるにつれ、ブラックハットSEOは急速に淘汰されてきています。

詳しくはこちら

ブラックハットSEOとは

15.ホワイトハットSEO

ホワイトハットSEOは、Googleのガイドラインに沿った正攻法の上位表示施策全般を指します。
Googleユーザーに役立つオリジナルコンテンツが豊富にあるホームページを評価する姿勢を貫いています。細かなテクニックは様々ありますが、ホワイトハットSEOで一番重要なのはユーザーに役たつコンテンツをいかに盛り込むか、というところです。

16.Googleウェブマスターツール(Google Search Console)

Googleが無料で提供しており、Googleからの警告の有無の確認や簡単なアクセス解析、SEOに必要な設定やペナルティ解除申請などが行えるのでホームページ運営者は必須と登録のツールです。

詳しくはこちら

SEO対策には必須なウェブマスターツール(Google Search Console)の使い方

外部対策関連

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17.外部対策

外部対策は、ホームページの外側の要素、つまり被リンクに関する施策を指します。
以前まで、上位表示を目指す上で外部リンクが大きな影響を及ぼしていたため、外部対策といえばSEO業者からリンクを大量に購入し、自社ホームページに設置するというのが一般的でした。そのように不正リンクを取得するホームページが後を絶たなかったため、Googleは大幅にアルゴリズムを更新し(ペンギン・アップデート)、不正リンクを設置しているホームページに対し、表示順位を著しく下げるペナルティを課しました。
大規模なGoogleアルゴリズムのアップデートが行われて以降、徐々にSEOのメインは外部対策から内部対策へ以降し始めました。

18.被リンク

別のホームページリンクを貼られることを被リンクと呼びます。
AのホームページURLがBのホームページ上に何らかのかたちで設置されている場合、BはAの「被リンクサイト」となります。

2012年頃までは被リンクが多ければ多いほど良いホームページと判断され、上位表示されやすかったのですが、被リンクを不正に水増しする行為が横行したため、現在は被リンクの「数」ではなく「質」に評価基準がフォーカスされてきています。

19.リンクポピュラリティ

「参照重要度」とも言われます。リンクの数や質をもとにホームページを評価するアルゴリズムです。リンクポピュラリティの理論を実装したものがページランクです。

20.ページランク(PageRank)

ページランクとはGoogleが定めるガイドラインの200項目のうちの1つである被リンクの数を評価するアルゴリズムです。10段階評価で、10が最高評価となります。
リンク数が重要視されていた頃はどこの業者もページランクをあげるための施策を行っていました。
しかし「被リンク」の項目でも記載したとおり、現在は被リンクの「数」ではなく「質」が重要視されるようになったため、ページランクもほとんど気にしなくても良いレベルにまでなってきました。昨年Googleページランクデータの更新を停止すると発表しています。データ更新する必要が無いということは、今はページランクは不要という判断なのでしょう。

21.ディレクトリサービス

Yahoo!などのポータルサイトが提供するサービスで、登録するとポータルサイトのカテゴリ内に自社サービスを表示されます。
優良な被リンクが得られるとして、一時期はSEOの為にディレクトリ登録を行う流れがありましたが、現在はほとんどのディレクトリがサービス終了しています。

22.Googleペナルティ

Googleが定めるガイドラインに違反してホームページに対して、検索順位を下げたりもしくは圏外に飛ばす制裁を指します。
ペナルティを受けているかどうかは、Googleウェブマスターツール(Google Search Console)に登録すれば確認できます。

詳しくはこちら

Googleペナルティとは

Googleペナルティのチェック方法はこちら

Googleペナルティチェックの方法

23.IP分散

IP(Internet Protocol)とはコンピュータやネットワークを相互接続する通信プロトコルのことですが、ほとんどの場合はIPアドレス(インターネットに接続されたコンピュータを個別に認識するために割り当てられる識別番号)の意味で使われます。
IP分散とは、IPアドレスを分散させる、という意味です。被リンクのIPアドレスが同じ場所に集中していた場合、Googleからスパムリンクと認定されてしまう可能性があります。そこでリンク販売業者は、敢えてIPアドレスを分散さえ、あくまで自演リンクではなく自然について被リンクのように見せるという手法をとっていました。

詳しくはこちら

IP分散とは

24.アンカーテキスト

リンクを貼られたテキストアンカーテキストと呼びます。外部リンク対策を行う時は、以前は対策したいキーワードアンカーテキストに設置すれば効果が高くなると言われていました。しかし現在は、同じキーワード何百も何千もアンカーテキストとして設置するとグーグルから不正なリンク対策と見なされペナルティを受ける可能性があります。

25.オーソリティ

オーソリティは「権威」を意味する言葉です。
Web界隈で「オーソリティサイト(権威のあるサイト)」と言うと、同じ業種・ジャンルのホームページからの被リンクが多かったり、専門性の高いオリジナルコンテンツを保有しているホームページを指します。オーソリティの度合いが高ければ高いほどGoogleから高い評価を得られ、上位表示されやすくなります。

26.リンクビルディング

外部対策の為に行う被リンク施策全般を指す言葉です。自演のリンクは、よほど質が良くない限りGoogleペナルティの対象となり得ます。今後はリンクビルディング自体を避け、ホームページ内部の構造を整え、質の良いコンテンツを増やしていくことに注力しましょう。

27.リンクジュース

リンクの価値をリンクジュースと呼びます。Googleからの評価が高い(上位表示されている)AのホームページにBのホームページリンクが設置された場合、BはAのリンクジュースを受けることができます。

詳しくはこちら

リンクジュースとは

内部対策関連

28.内部対策

SEOには内部対策と外部対策の2つの軸があります。内部対策とはホームページの中身の部分(サイト構造、コンテンツ内容など)を最適化させるための施策を指します。
近年は内部対策を重視する動きが強くなっています。

29.nofollow属性

「nofollow」タグを設置すると、被リンクリンクジュースを受け取らないようにすることができます。
質の悪い外部リンクの影響を受けないようにする時に設定します。ホームページHTML内に【rel=”nofollow”】を入れ込めば設定完了です。
特定の被リンクのみを無効にしたい場合、ホームページの被リンク全てを無効にしたい場合のどちらにも対応可能です。

30クローキング

クローキングとは、自分のホームページ検索エンジンの上位に表示するためのスパム行為を指します。
通常の利用者に見せるページとは別に、検索エンジンが好みそうなキーワードを詰め込んだページを用意し、検索エンジンがアクセスしてきたときにだけこのページを表示します。

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クローキングとは

31サテライトサイト

メインのホームページとは別に、良質な流入を獲得するために新たに立ち上げた関連ホームページをサテライトサイトと呼びます。
例えば、基礎化粧品を販売するECサイトの場合、商品の訴求がメインとなり、スキンケアに興味を持つ潜在ニーズのあるユーザーを広く集客するのには適していません。
そこでスキンケア関連の情報を発信するサテライトサイトを立ち上げれば、そこでスキンケアの重要性を学び、ニーズが高まったユーザーを本サイトに誘導する、という流れを生むことができます。
また、基礎化粧品の中で特に美容液を売り出したいという場合、本サイトでは他の商品の中に埋もれてしまう可能性があります。
そこで、美容液専門のサテライトサイトを立ち上げれば美容液を大々的にアピールすることができるうえ、コンテンツも美容液関連のものだけに絞られるので「美容液」関連キーワードSEOを強化できます。

32. meta keyword

meta keywordとはmetaタグの一種で、ホームページにとって重要なキーワードを指します。また複数系でmeta keywordsと呼ばれることもあります。

33. ロングテールワード

ホームページに集客をするときに、検索エンジンから誘導を期待することはとても重要です。そのとき、より多くの種類の検索キーワードで見つけてもらう確率を上げる、そのような集客手法をロングテールと言い、とくに検索エンジンからの集客において、建託対象となるキーワードを増やす施策が取られるケースがあり、そのキーワードのことをロングテールワードといいます。

34. ファインダビリティ

ファインダビリティはユーザークローラーからの「見つけやすさ」を示す概念です。
サイトの構造上の観点からユーザークローラーが情報を見つけられるかを重要視し、ホームページ設計時にユーザービリティ(使いやすさ)と両方で考慮しなくてはいけません。

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ユーザビリティ・アクセシビリティ・ファインダビリティの違いとは?

まとめ

SEO界隈で働いてる方やWebに関わるお仕事をされている方は、少し懐かしいと感じる用語も多かったのではないでしょうか。
リンクジュース」や「ページランク」などは現在ほとんど使われなくなりましたが、SEOについての理解を深めるためには、外部リンク関連の単語も知っておいた方が良いと判断したため、入れ込んでみました。
とはいえ、「リンクジュース」も「ページランク」もほんの2、3年前までは頻繁に使われていた用語です。それだけSEOトレンドの入れ替わりは激しくなっています。
今後は「ホワイトハットSEO」を地道に行えば、Googleの変動に悩まされることはないと言われています。

Web担当初心者の方は、まずは内部対策項目の用語の意味をしっかり理解したうえで、自社ホームページの内部構築・コンテンツ構築を正しく行えるようにしましょう。

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