どちらの配信形式にもメリットとデメリットが存在しますが、HTMLメールには興味はあるけれども専門的な知識が必要ということで、HTMLメールの導入に少し足踏みされているという方も多くいらっしゃるでしょう。

ここでは、テキストメールとHTMLメールの違いについてきちんと理解した上で、自社にとって最適な配信形式がどちらなのかを考えるきっかけになってください。

テキストメールとは

テキストメールとは、その名の通り文字(テキスト)だけで作成されたメールのことです。メールの作成に専門的な知識はいらないので、手軽に始めることができます。

読み物としてのメルマガに適している配信形式ですが、文字だけで情報を伝えなければいけないので、全文を読んでもらうためには、記号や罫線などを使って見やすくする、文頭に目次をつけて構成にするなど内容に工夫が必要です。

テキストメールは、すべてのメールソフトで受信が可能ですが、パソコンで見るのとスマートフォンで見るのとでは横幅が異なりますので、罫線等で装飾している場合は見え方に注意が必要です。

テキストメールのメリット:
・作成に専門知識がいらず手軽に作成できる
・すべてのメールソフトで受信可能

テキストメールのデメリット:
・メールの開封率を取得できない
テキストだけなので工夫をしなければ視覚的な訴求が弱い

見やすくするための「区切り」と「目立ち」

メールが文字だけで構成されるとどうしても読みづらくなってしまいます。そんな時は、記号や罫線を使って「区切り」と「目立ち」を行うと、ぐっと見やすくなります。

区切りの例

区切りは、段落と段落の合間に使用します。

◆----------------------------------
・━・━・━・━・━・━・━
 □■□■□■□■□■□■□■

目立ちの例

目立ちは、文中の強調したい部分に使用します。

 【 テキストテキスト 】

 ┏━━━━━━━━━━━★
   テキストテキスト
★━━━━━━━━━━━┛

 ↓↓-------------------------↓↓
    テキストテキスト
 ↑↑-------------------------↑↑

おすすめの文章レイアウト

テキストメールについては、以下のようレイアウトがお勧めです。

リード文(概要)
目次
コンテンツ本文
CTA(申し込みフォームなどへのURL
フッター(署名やオプトアウト用のURLなど)

コンテンツより上部に「概要」と「目次」を入れることで、読者は内容に興味があるかどうかがすぐに判断ができるようになります。

HTMLメールとは

HTMLメールとは、ホームページを作成するときに使用する「HTML」を使用して作成したメールのことです。

HTMLを使用して作成することで、メールの文字を装飾したり、画像や写真を挿入したり、背景色を付けたりと、表現力の高いメールが作れるようになります。画像や写真は文字よりも伝達できる情報量が多く、短時間でより具体的なイメージをもたせることができるので、メルマガ広告との相性は抜群です。

HTMLメールのメリット:
・メールの開封率を取得できる
・画像やHTMLを用いて視覚的な訴求ができる

HTMLメールのデメリット:
HTMLの知識が必要
・対応しているメールソフトでなければ正しく表示されない

デメリット:HTMLの知識が必要

HTMLメールのデメリットといえば、やはり一番はHTMLメールを作成するためにHTMLの知識が必要なことでしょう。HTMLはExcelなどとは異なり、一般的な業務で必要とされない知識です。メルマガのためだけにHTMLの知識を身に着けるのも大変です。

そこで便利なのが「HTMLエディタ」と呼ばれるツールになります。HTMLエディタを使用することで、ブログを書くのと似たような操作で、メールの装飾や画像の挿入などが簡単にできるようになります。

edit.png
参考)HTMLエディタ

ひな形となるデザインのみをWebデザイナーに発注してテンプレートとして使用し、あとは担当者さんがHTMLエディタで写真や文言を変更すれば、HTMLの知識がなくともきれいなHTMLメールを送ることが可能となります。

デメリット:対応しているメールソフトでなければ正しく表示されない

HTMLメールには大きな弱点があります。それは、対応しているメールソフトでないと表示されないということです。

GmailやYahooメールなどのようなWebメールと呼ばれるものはHTMLメールが表示できますが、OutlookやThunderbirdなどのようなデスクトップアプリでは、受信者の設定によってはHTMLメールが表示できない場合があります。

また、会社のセキュリティルールによってHTMLメールの表示を許可していないというケースも存在するでしょう。そのため、HTMLメールを送る際は、テキストメールしか読めない環境の人のことも配慮する必要があります。

そんな時はメール配信システムの「マルチパート配信」機能を利用して、HTMLメールと同内容でテキストメールを作成して配信するようにしましょう。マルチパート配信機能を利用すると、HTMLメールが表示できない環境の場合に、自動的にテキストメールを表示させることができるのです。

HTMLメールで取れる開封率とは?

開封率とは、簡単に言うと「送信したメールのうち、どれくらいのメールが閲覧されたか(開封されたか)」というメールマーケティングに於ける重要な指標のことです。一生懸命作成したメルマガでも、全然読まれていなければ意味がありません。

まずは自社のメルマガがどれくらいの人に読まれているのかを把握し、読んでくれる人が増えるように改善活動を行っていくことが大事です。この「開封率」が取得できるのは、その仕組み上、HTMLメールだけであり、テキストメールでは開封率を取得することはできません。つまり、メールマーケティングを行おうというのであれば、必然的に配信形式はHTMLメールを選択する必要があるのです。

まずはリッチテキストでHTMLメールを送ってみよう

HTMLメールを使うべきなのは分かったけど、そんなにすぐには移行できないよ」

そうお考えならば、リッチテキストでのメルマガ作成をお勧めします。

リッチテキストとは、テキストメール風のHTMLメールです。こちらもHTMLエディタを使用すれば簡単に作ることができます。HTMLエディタ上で普通のテキストメールのように文字を打っていくだけです。リッチテキストであれば、簡単に作れるうえに、実態はHTMLメールですので開封率も取得できます。

HTMLメールはまだ早いかなとお考えであれば、こちらをお勧めします。

まとめ

テキストメールもHTMLメールも、それぞれにメリットとデメリットがありますが、メールマーケティングに取り組むのであれば、HTMLメールを選択するべきです。

開封率を計測することで、自社のメルマガがどれくらい読まれているかを把握し、その数を増やしていくためのアクションが取れるようになります。

HTMLメールが難しいというのであれば、まずはリッチテキストで送ることを検討してみてはいかがでしょうか。