本記事で学ぶ内容

・リスティング広告運用におけるキーワードの重要性が理解できる
・リスティング広告の料金システムがわかる

リスティング広告(検索連動型広告)を運用するとき、表示させるタイトルや説明文、リンク先など広告主が決めなければならないことがあります。なかでも重要なのは「キーワードの選定」です。

今回は、リスティング広告におけるキーワードの役割を理解しましょう。

リスティング広告にはなぜキーワードが重要なのか

リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードに応じて表示される検索連動型広告です。

例えば、ユーザーが結婚式場を探している場合、「結婚式場」と検索をかけるとそのキーワードが登録された広告が表示されます。この広告がクリックされると、広告主に料金が発生するという仕組みです。

このキーワードのクリック単価は、広告主による入札で決まっています。そして、広告の掲載位置はキーワードの入札単価品質インデックス(スコア)によって決定しますので、キーワードの入札単価広告掲載順位に大きく影響してきます。

つまり、「どのようなキーワードをいくらで入札するのか」がリスティング広告を運用する上で重要となります。

関連のあるキーワード選定が大事

たくさん広告を表示させたいからといって、手当たり次第にキーワードを入札するのはオススメできません。リスティング広告のメリットは、興味・関心のあるユーザーに直接アプローチできる点にあります。

関連性の低いキーワードを入札しても、クリックされない、クリックされてもコンバージョンに繋がらず費用だけかかってしまうということもあり得ます。

興味・関心の高いユーザーに届くようなキーワード選びが必要です。

キーワードの選び方

ビッグワード、ミドルワード、スモールワードを意識する

キーワード.png
検索キーワードは、主にビッグワードミドルワード、スモールワードの3種類に分けられます。ビッグワードは検索ユーザー数が多いワード、スモールワードは検索ユーザー数の少ないワードです。

分類 キーワード例
ビッグワード ネイルカラー
ミドルワード ネイルカラー 原宿
スモールワード ネイルカラー 原宿 1万以下

ビッグワードは検索数が多いですが、購買意欲の低いユーザーにも広告が表示される機会も多くなり、コンバージョン率が低くなる可能性があります。

一方、スモールワードは検索するユーザーは少ないですが、より具体的に検索しているので購買意欲の高いユーザーが多くなります。広告表示の機会は少なくてもコンバージョン率が高くなる傾向にあります。

Yahoo!やGoogleのキーワード検索ツールを使う

Google広告の「キーワードプランナー」やYahoo!広告の「キーワードアドバイスツール」といった公式ツールを使って、自社商品やサービスに適したキーワードを調べるのも効果的です。

競合他社がどのようなキーワードでリスティング広告を運用しているのかも参考してください。

キーワードは実際にユーザーがその商材を探す時に検索するワードです。自分のお店や商品、サービスを、ユーザー目線になったときにどのように検索するかを考えましょう。

Google広告
Yahoo!広告

まとめ

リスティング広告を運用する上で、キーワードの選定は非常に重要です。ユーザー目線になってキーワードを考えたり、競合他社がどのようなキーワードでリスティング広告を出しているのかを分析したりしてみましょう。

キーワードの選び方次第では、少ない予算でも効果的な広告運用ができます。