Facebookページは、ホームページの代わりに使ったり、情報をこまめに発信して顧客とコミュニケーションをとったり、Facebook広告を出稿してページのファンを増やしたりと、さまざまな使い方ができます。

今回は、そんなFaceboookページの基本を紹介します。個人ページとの違いも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

Facebookページとは

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Webマーケティングメディア ferret(フェレット) | Facebook

Facebookページとは、Facebook内に個人ページとは別に開設できるホームページのようなものです。企業・ブランド・団体などが、ユーザーとの交流や情報発信を目的として運営するのが一般的で、複数の人が管理人として運用できます。

Facebookページは主に企業などで活用されることが多いですが、Facebookに登録済みであれば誰でも作成可能です。

Facebookページと個人ページの違い

Facebookを使い慣れていない人にとって、Facebookページと個人ページの違いは少し分かりにくいかもしれません。ここでは、その違いを解説します。

1. ビジネス向けの機能が豊富

Facebookページには「インサイト」というアナリティクス機能がついており、投稿がどれくらいの人にリーチしたのか、「いいね!」されたのかといった情報が見られます。インサイトを活用してアクセス解析を行えば、企業のマーケティングやPR活動に生かすことができます。広告の出稿・結果分析も可能です。

また、個人ページはFacebookにログインしていない人は見られませんが、Facebookページは誰でも閲覧でき、GoogleやYahoo!などの検索エンジン検索結果にも表示されます。つまり、Facebook内に開設するホームページのようなものです。

2. 複数人でページを管理可能

個人ページは、基本的にログイン情報を知っている本人しか利用できません。しかし、Facebookページは作成した本人以外のアカウントを「管理者」として指定でき、複数人で運用できます。

管理者の権限も複数選択でき、企業のマーケテイングチームや店舗スタッフなど複数名で管理したいときに便利です。

3. Facebookページは複数作成可能

Facebookの個人アカウントは実名登録で、原則として1人1アカウントしか作成できません。しかし、Facebookページは目的別・団体別など複数ページを作成可能です。

Facebookページの作成には個人アカウントが必要ですが、個人の情報とは紐付きません。ただし、設定を行えば紐付けすることもできます。

4. ファンとの交流ができる

プライバシー設定にもよりますが、個人ページでは友達申請・承認を通じて友達になると、その人の投稿を閲覧できるようになります。ユーザー同士が、互いの合意をもってつながるのが特徴です。

一方、Facebookページには友達申請のシステムはなく、Facebookページに「いいね!」をしてもらえると、継続的にその人のニュースフィードにFacebookページの投稿が流れるようになります。「いいね!」をしてくれた人は、友達ではなくファンと呼びます。

ファンの数には上限がなく、基本的にはファン数が多いほど多くの人へのアプローチが可能です。Facebookページとして個人の投稿に「いいね!」やコメントはできませんが、自分のFacebookページに書き込まれたコメントには返信ができるので、ぜひファンとの交流を楽しみましょう。

また、Facebookページとしてファンからメッセージを受け取ることも可能なので、問い合わせ窓口としても使えます。
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番外編:Facebookグループとは

これまで紹介してきたFacebookページとは別に、Facebookグループというものがあります。

Facebookグループとは、趣味やビジネスなどの共通のテーマのもとにメンバーを集め、情報を共有したり交流したりできる機能です。特定のグループでの情報共有や交流に特化しています。

個人ページとは別に作成できる点、複数人で管理・運営が可能な点はFacebookページと共通していますが、Facebookグループではプライバシー設定をカスタマイズできます。公開と非公開の2つのオプションがあり、グループメンバー以外には一切見えないようにする設定や、投稿内容のみを非公開にする設定など、グループの運営方針に沿って設定が可能です。

コミュニケーションに特化した便利な機能が豊富

Facebookグループでは、グループに参加している者同士でのメッセージ交換はもちろん、動画・画像・ワードやエクセルファイルまで簡単に共有できます。同時編集可能なドキュメントも共有可能です。

また、管理者向けの機能が充実しているのも特徴です。

  • メンバーのアクティビティや参加状況を確認できる機能(グループインサイト)
  • グループ専用のプロフィールを表示する機能(メンバープロフィール)
  • 参加リクエストを性別・地域などでフィルターできる機能(リクエストフィルター)
  • グループの目的や禁止行為を記載する項目(ルール)
  • 指定した時間に投稿ができる予約投稿機能

などが備わっています。

これらはコミュニティ運営に活用できる機能なので、Facebookページとあわせて理解しておきましょう。目的によっては、FacebookページよりFacebookグループのほうが適していることもあります。

まとめ

今回は、Facebookページとはどんなものなのか、個人ページとFacebookページの違いなどを解説しました。Facebookページには、企業・ブランド・団体などがビジネスに活用できるよう魅力的な機能が備わっています。

誰でも無料で簡単にページ開設ができるので、まだ作ったことがない方は、この機会にさっそく始めてみてはいかがでしょうか。