Facebookにアクセスしたとき、ニュースフィードの並び方が日付順ではないのをご存知でしょうか。実はニュースフィードが表示される順番には「ハイライト」と「最新情報」の2種類があります。

最新情報は、文字通り新しい順(=時系列)に、友だちやフォローしているFacebookページの投稿が並びます。対してハイライト表示は時系列ではなく、さまざまな要素を複合的に判断して並び順が決められます。

今回はこの「ハイライト」の並び順を決定する仕組みについて解説します。より多くのユーザーに投稿を見てもらうために、ぜひ参考にしてください。

Facebookにおけるエッジランクとは?

Facebookのニュースフィードの投稿は、「最新情報」と「ハイライト」のどちらかの並び順で表示されています。

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デフォルトは「ハイライト」なので、多くの人がハイライト表示のニュースフィードを利用しているはずです。「最新情報」は投稿日時の新しいものから時系列で表示され、「ハイライト」の場合は日付に関係なく、独自のアルゴリズムによって表示の順番が決められています。

ユーザーは、ハイライトで表示されることによって重要な投稿を効率良くチェックできます。一方投稿者の視点で考えると、「どうやればハイライトで上の方に表示されるのか」が気になるところでしょう。

このハイライトを「どのような順番で表示するか」を決めるのは、Facebook独自のアルゴリズムです。数年前までは「エッジランク」という呼ばれ方をすることが多かったのですが、今は当時のエッジランクより複雑に要素が組み合わされており、Facebook社も「アルゴリズム」という名称を使っています。
ただし、呼び方は変わっても「ユーザーが知りたいこと」をニュースフィードの上位に表示するための根本的な考え方は変わりません。

Facebookの表示順を決めるアルゴリズム

エッジランクでは親密度・重み・経過時間の3つの要素によって、ハイライトの表示順が決まっていました。

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画像引用:https://gaiax-socialmedialab.jp/post-48583/

現在のアルゴリズムは以下の4つの要素をメインに構成されています。エッジランクの親密度・重み・経過時間という考え方はそのままに、「投稿のタイプ」が追加されました。さらにこれにプラスして、ユーザーの興味関心やFacebook内での行動、投稿者の信頼性など、さまざまな要素がニュースフィードの表示順に影響を与えていると考えられます。

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画像引用(動画内):http://newsroom.fb.com/news/2016/04/news-feed-fyi-from-f8-how-news-feed-works/

1.誰が投稿をしたか(Who posted it)

Facebookは「友人や家族などの親しい人の投稿を見逃さないようにする」という方向性を打ち出しています。そのため、いいね!やコメント、タグ付けをよくする相手の投稿が優先されるように、アルゴリズムも強化されています。これによって、企業のFacebookページなどは不利になってしまう可能性もあります。

2.投稿への反応(Interactions with the post)

投稿に対するいいね!・コメント数・リンククリック・シェアなどの反応が多いほど、ニュースフィードの上位に表示されやすくなります。このような反応が多い投稿は、ユーザーの興味を集めていると判断されるためです。

2016年に導入された「超いいね!・うけるね・すごいね・悲しいね・ひどいね」の「どのリアクションボタンを押すか」も若干影響されると言われています。いいね!以外のリアクションボタンは押すのに一手間かかるため、より強い関心を集めていると考えられるのです。

3.いつ投稿されたか(When it posted)

投稿された時間がより最新に近い方が、ニュースフィードに表示されます。アルゴリズムによって表示順が調整されるとしても、ターゲットユーザーがもっとも多くログインしているタイミングを考慮して投稿するのは有効です。

4.投稿のタイプ(Type of content)

写真・動画・リンク・連携しているアプリやサイトからなど、Facebookにはさまざまなタイプの投稿ができます。この投稿のうち、ユーザーの反応が良いタイプの投稿がニュースフィードに表示されやすくなります。

知っておきたい、Facebookアルゴリズムの最新動向

Facebookでは、このアルゴリズムを随時アップデートしてニュースフィードを改善し続けています。身近な人同士をつなぐというのはもちろんですが、魅力的で価値があり、信頼できる情報を得られるプラットフォームになるために、以下のような点にも注力しています。
アルゴリズムの修正やアップデートの中でも、重要な傾向を解説します。

フェイクニュース対策

アメリカの大統領選では、フェイクニュースの拡散問題が話題となりました。偽のニュースを配信するフェイクニュースの拡散は、プラットフォームとしての信頼性に重要な悪影響を及ぼします。実際に、大統領選におけるフェイクニュースの拡散の件では、Facebookのプラットフォームとしての責任が問われました。
Facebookでは、フェイクニュースの波及を抑制し、信頼のおけるソースをもとにしたニュースを表示するような取り組みを行っています。

クリックベイト、エンゲージメントベイトへの規制を強化

大げさなタイトルユーザーの興味関心を引く記事や、動画再生ボタンのように見せかけた画像でクリックを誘導する手法はクリックベイトと呼ばれ、ニュースフィードへの表示の優先度を引き下げるとしています。また、いいね!やシェアをさせるために煽るような投稿はエンゲージメントベイトと呼ばれ、こちらも規制を強化していくという姿勢です。

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友達や家族の投稿を優先的に表示したり、興味や関心が高いコンテンツを表示させたりと、それぞれのユーザーに関連性の高い情報を提供することにも力を入れています。価値の高いコンテンツの提供はFacebookが熱心に取り組む課題のひとつであり、今後も施策を行っていくとみられています。

まとめ

Facebookには、ユーザーが身近な人とのつながりをより強めることができ、有益な情報を提供するプラットフォームでありたい、という理念が根底にあります。そのためにアルゴリズムがあり、これからも改善が積み重ねられていくでしょう。
Facebook運用にあたって「適切なユーザーに、有益な情報を届ける」という根本は変わりません。しかし、アルゴリズムの変化を知っていて損することもないので、日頃からキャッチアップできるといいでしょう。

アルゴリズムに関する最新情報は、Facebook社の「News Feed FYI」でチェックできます。
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