本記事で学ぶ内容

・除外キーワードが理解できる。
・Yahoo!広告で除外キーワードの設定ができる
・Google 広告で除外キーワードの設定ができる

リスティング広告を運用するときは、自社商材に関心のあるユーザーに広告を表示させるのが効果的です。関心の薄いユーザーにまで広告を表示させてしまうと、クリック数は増えてもコンバージョンに繋がらず、予算だけ消化してしまう可能性があるからです。

その無駄な広告予算消化を防ぐテクニックが、除外キーワードの設定です。除外キーワードを設定すれば、より購買意欲の高いユーザーに広告を表示させられます。

今回は、除外キーワードの設定方法を解説します。

除外キーワードとは

リスティング広告では関心の低いユーザーに広告が表示されるのを防ぐため、特定のキーワードが一緒に検索された時に広告を非表示にする設定ができます。

この広告が表示されないキーワードのことを、Yahoo!広告では「対象外キーワード」、Google 広告では「除外キーワード」と呼びます。

例えば、女性用の鞄を売りたいネットショップが「女性用 鞄」のキーワードを入札してリスティング広告を始めたとします。

しかし、これでは「女性用 鞄 作り方」や「女性用 鞄 売る」など、鞄を購入したいユーザー以外にも広告が表示されてしまいます。これらのユーザーは鞄を買いたいと思っていない可能性が高く、広告が表示されても売り上げが見込めません。

上記の場合だと、「作り方」や「売る」を除外キーワードに設定することで、鞄を買いたいと思っているユーザーにターゲットを絞って広告を表示できるのです。

除外キーワードの選び方

除外キーワードを設定すると、広告表示の機会は少なくなります。そのため、除外キーワードの選定は慎重に行う必要があります。

除外キーワードを選ぶときは、リスティング広告の管理画面から「検索クエリ」を確認してみましょう。

「クリックされるけどコンバージョンの低いキーワード」や「明らかにターゲットの異なるキーワード」がで広告が表示されている場合は、そのキーワードを除外キーワードとして設定してみてください。

除外キーワードの設定方法

Yahoo!広告の場合

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Yahoo!広告にログインし、「スポンサードサーチ」タブをクリックします。

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ツールの中にある「対象外キーワードツール」を選択します。

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「+対象外キーワードを追加」をクリックします。

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対象外キーワードを追加したいキャンペーンを選択し、対象外としたいキーワードを入力し、マッチタイプを選択してください。
全ての入力が完了したら「追加」をクリックしてください。

Google 広告の場合

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Google 広告にログインし、「キャンペーン」タブをクリックします。

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「キーワード」タブをクリックします。

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「除外キーワード」をクリックします。

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広告グループごとに除外キーワードを追加する場合は左側の「+キーワード」、キャンペーンごとに除外キーワードを追加する場合は右側の「+キーワード」をクリックします。

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除外キーワードを追加するキャンペーン広告グループを選びます。

除外するキーワードをマッチタイプの記号をつけて入力します。

マッチタイプの記号は以下を参考にしてください。

  • 完全一致:[キーワード]
  • フレーズ一致:”キーワード”
  • 部分一致:キーワード

入力が完了したら「保存」をクリックしてください。

まとめ

関心の低いユーザーにむやみやたらと広告を表示しても、クリック数だけ増えて広告予算を消化する自体になりかねません。除外キーワードを設定し、よりターゲットを絞って広告を表示できるようにしましょう。

とはいえ、除外キーワードの選び方次第では、広告表示の機会を極端に絞ってしまう可能性もあります。リスティング広告の管理画面で検索クエリを確認し、成果の低いキーワードを除外キーワードに設定してください。