ASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）のおすすめ32選を徹底比較！広告主向けに特徴や費用から厳選【2024年】

アフィリエイト広告を出稿するにあたり、必要になるのがASP（アフィリエイト・サービス・プロバイダ）です。ASPに登録することで、効率的にアフィリエイターや掲載先メディアを選定したり、報酬を管理したりできます。

しかし、各ASPは取り扱う商材が違うだけではなく、得意な広告ジャンル、操作の使い勝手も様々です。そのため、自社の展開する商品・サービスに合ったASPを選ぶ必要があります。

今回は、ASPの定義、種類、おすすめのASPを紹介します。初心者におすすめのASPも紹介しているので、これからアフィリエイト広告を始める人は参考にしてください。

目次

1. ASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）とは
2. 初心者におすすめのASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）6選の比較一覧
3. 有名企業のASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）3選の比較一覧
4. まだまだある！その他おすすめのASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）23選の比較一覧
5. ASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）の選び方の手順【2ステップ】
6. ASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）を選定・比較する際の2つのポイント
7. ASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）の2つの種類
8. ASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）を比較したうえで自分が発信するコンテンツにあったものを選ぼう

ASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）とは

ASPとはAffiliate Service Provider（アフィリエイト・サービス・プロバイダ）の略で、成果報酬型広告である「アフィリエイト広告」を成り立たせるために必要な仕組みです。

アフィリエイト広告出稿から報酬発生までの流れは以下の通りです。

1. 広告主が案件を掲載する
2. アフィリエイターが運営するメディアで情報発信する
3. メディアを訪問したユーザーが広告をクリックする
4. 報酬が発生する

この中で、ASPは広告主とアフィリエイターをつなぐ役割を担います。

具体的には、ASPが広告主とアフィリエイターと契約を結び、両者が効率よくマッチングできるようなプラットフォームを提供しているということです。

ASP上で広告や報酬などの管理を行うので、アフィリエイト広告には欠かせない仕組みとも言えます。

▼アフィリエイト広告の出稿の詳細はこちらの記事で解説しています。アフィリエイト広告を出稿する仕組みや特徴、ASPを選ぶポイントもご紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

アフィリエイト広告を出稿するには？仕組みと特徴を広告主の視点で解説

アフィリエイト広告とは、購入や申し込みなどのコンバージョンを成果とする成果報酬型の広告です。上手く活用することで、広告コストを抑えながら成果を生み出すことができます。アフィリエイト広告の特徴、メリット、デメリットについて広告主の視点で解説します。

初心者におすすめのASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）6選の比較一覧

初心者にもおすすめのASPを厳選しました。ASP選びに迷ったら、まずはこちらを登録してみましょう。

A8.net（エーハチネット）｜業界最大級の大手ASP

出典：A8.net（エーハチネット）

A8.netは、広告主数とアフィリエイトサイト数が日本最大級の大手ASPです。A8.netを運営している株式会社ファンコミュニケーションズは2014年に東証プライムに上場しており、多くの企業から信頼を得ています。

管理画面の使いやすいだけでなく、Pマークを取得しているなどセキュリティ対策も万全です。

ValueCommerce（バリューコマース）｜日本で最初にアフィリエイトサービスを提供

出典：ValueCommerce（バリューコマース）

ValueCommerceは、日本で最初にアフィリエイトを始めた業界最大級のASPです。集客力のある大手メディアに掲載できるので、新規顧客の獲得や商品の認知を促進したい広告主から注目されています。

ValueCommerceではYahoo!の検索データを参考にしながら、適切なタイミングで施策を打ち出すことができます。

もしもアフィリエイト｜初期費用・月額費用が無料

出典：もしもアフィリエイト

もしもアフィリエイトは、10年以上の運営実績を誇るASPです。初期費用・月額費用が無料で、最低契約期間も設定されてないので、自由度の高いアフィリエイト広告の運用が可能になります。

メディア登録数70万を超えるYoutuberや、8000人以上のインスタグラマーなど、有力メディアが数多く登録している点が特徴です。

アクセストレード｜ゲームや金融系広告に強い

出典：アクセストレード

アクセストレードは、金融・保健、Eコマース、エンタメ、サービスなどの分野に強みをもつASPです。

パートナーサイトは一定の基準に基づいた審査で厳選しており、質の高いメディアに広告を出稿できます。掲載メディアは、カテゴリー・種別などから絞ることが可能です。

公式ページで公開されている広告主向けの情報が少ないため、気になる方は資料請求することをおすすめします。

afb（アフィビー）｜女性向け商材を扱う広告主におすすめ

出典：afb（アフィビー）

afbは女性向け商材に強いASPです。女性向けブログなどのメディアに出稿したい企業におすすめします。高収入パートナーからの支持も高く、11年連続でNo.1を獲得しています。

さらに、台湾や韓国、マレーシア、インドネシア、香港、中国、シンガポールなどの海外に向けたアフィリエイト広告も出稿可能です。

Rentracks（レントラックス）｜厳選されたアフィリエイターに依頼できるクローズド型ASP

出典：Rentracks

Rentracksは、レントラックスのスタッフがセミナーやイベントをとおしてスカウトした、人気サイト運営者のみが登録できるクローズド型ASPです。

Webコンサルティング事業やASP事業、インターネットメディア事業などを手掛ける株式会社レントラックスが運営しています。

一般には公開されていないASPなので、ここで紹介する情報は限られていますが、SEO対策をしているなど、質の高いアフィリエイターが多く登録しています。

有名企業のASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）3選の比較一覧

ここでは、有名企業が提供するASPを3つ紹介します。

Amazon（アマゾン）アソシエイト｜世界中で圧倒的シェアを誇るECサイトが運営するASP

出典：Amazon（アマゾン）アソシエイト

Amazon.co.jpが運営する、数百万点もの商品を対象にしたASPです。BuzzFeed（バズフィード）やFire Food Chef（ファイヤー・フード・シェフ）、Impremedia（インプレメディア）などの法人も利用しています。

厳しい審査が設けられているので、良質なメディアに広告を掲載してもらえる可能性があります。

Google Adsense（グーグルアドセンス）｜200万人に利用されている広告サービス

出典：Google Adsense（グーグルアドセンス）

Googleが運営するクリック型のASPです。一般的なアフィリエイトサイトは、商品購入などの際に報酬が発生する成果報酬型ですが、Google Adsenseはユーザーが広告をクリックした際に報酬が発生します。

アフィリエイターが掲載する広告を選ぶのではなく、掲載先メディアの内容やユーザーの閲覧履歴などを元に選ばれた広告が自動的に配信されます。

楽天アフィリエイト｜人気ECサイト「楽天市場」のアフィリエイトサービス

出典：楽天アフィリエイト

楽天が運営するASPです。楽天市場で取り扱う5,000万点以上の商品のほか、楽天ブックス、楽天オークションといった楽天関連のサービスが紹介されています。

SNSやブログサイトなど、楽天に出店した商品がさまざまなメディアに掲載されます。

まだまだある！その他おすすめのASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）23選の比較一覧

JANet（ジェイエーネット）｜優良メディアネットワークを保有

出典：JANet

JANetは、株式会社アドウェイズが運営するASPです。媒体審査を目視で実施しているため、クリーンな優良メディアに広告を掲載できます。

また、メディアごとに専任の担当者がついているので、掲載内容をスピーディーに変更することが可能です。

GAME FEAT（ゲームフィート）｜ゲームアプリに特化した国内最大級のASP

出典：GAME FEAT（ゲームフィート）

スマートフォンのゲームアプリに特化したアプリアフィリエイトのASPです。先ほど紹介したクローズド型ASPの「Rentracks」が当サービスを運営しています。

常時100タイトル以上のアプリがGAME FEATのASPを利用しています。

AFRo（アフロ）｜サポート力抜群のASP

出典：AFRo（アフロ）

SEOメディアを始め、ポイントサイトやモニターサイト、記事アフィリエイトサイトなど、多数のメディアと連携しているASPです。

広告主側の要望に合わせて新たにメディア開拓をしたり、アフィリエイターに直接商品・サービスを利用してもらう制度があったり、さまざまなサービスを展開しています。

さらに、広告主につき1人のコンサルタントがつくので、徹底したサポートを受けられます。

リンクシェア アフィリエイト｜楽天グループなどの有名企業が利用

出典：リンクシェア アフィリエイト

リンクシェア アフィリエイトは、リンクシェア・ジャパンが運営するアフィリエイトサービスです。大手EC広告主と独占的な取引を展開しており、ベルメゾンネットやセシール、DELLなどのトップ企業も利用しています。

最新のITP対応を実施しており、トラッキングによるマーケティング活動への影響を最小限に抑えています。

TGアフィリエイト｜金融系に強みを持つASP

出典：TGアフィリエイト

TGアフィリエイトは、リンクシェア アフィリエイトと同様に、リンクシェア・ジャパンが運営元のASPです。カード発券や資料請求などのリード系条件に強みを持ちます。

バナー広告やテキスト広告、メールマガジンなど、さまざまな形式で広告が掲載されます。

e-click（イークリック）｜イベントやコンテンツが充実しているASP

出典：e-click（イークリック）

e-clickは、業界最安値で利用できるASPです。広告主とアフィリエイターが交流できるワークショップや、広告主同士のお悩み相談会などのイベントも開催されています。

アフィリエイト運営で重要なノウハウを記載した資料も提供しており、サポート体制が万全です。

アドリンク｜サポート体制が万全なクローズド型ASP

出典：アドリンク

アドリンクは、 株式会社ファランクスが提供するクローズド型ASPです。

独自のテクノロジーを用いて、広告の戦略立案から運用支援まで、顧客獲得を目指すためのアフィリエイト運用をサポートします。

チャレンジング・ジャパン｜広告掲載をするアフィリエイトサイトを選択可能

出典：チャレンジング・ジャパン

チャレンジング・ジャパンは、メディア事業やリサーチ事業、メディアコマース事業を展開する株式会社イードが運営するASPです。成果に応じて支払えるので、リスクを抑えた広告運用を実現できます。

クライアント画面からは、アフィリエイトサイト提携の承認待ちの数や支払額、PV数、クリック数、アクション数などの情報を確認できます。

広告掲載をするメディアを選択できるので、最適なアフィリエイトサイトと連携可能です。

Live!Ads（ライブアズ）｜ウィジェット型やスマホ広告など広告形態が充実

出典：Live!Ads（ライブアズ）

ブログパーツ、ウィジェット型のアフィリエイトです。スマートフォン対応の広告もあるので、最大限広告の最適化を実施することができます

Yahoo!ショッピングやヤフオク！などの大手企業も利用しています。

※一時サービス休止

サブライムストア｜アフィリエイターごとにアフィリエイト報酬額を設定可能

出典：サブライムストア

サブライムストアは、株式会社サブライムが運営元のASPです。サブライムストア独自のシステム「2ティア」では、自分をアフィリエイターとして登録した後、別の人に当サービスを紹介してアフィリエイター登録することで、特典を得られます。

2ティアを保有していれば、2ティアのアフィリエイトにより売れた商品の報酬を受け取ることができます。

Advanced Active Affiliate（アドバンスドアクティブアフィリエイト）｜提携媒体の社内監視体制が万全

出典：Advanced Active Affiliate（アドバンスドアクティブアフィリエイト）

提携パートナー数5万以上を誇る、成功報酬型システムのASPです。成果条件に柔軟に対応しており、広告主のニーズに合ったアフィリエイト広告を打ち出すことができます。

社内監視体制を徹底しているので、質の高い掲載メディアに広告を出稿可能です。

バナーブリッジ｜充実した管理画面機能が魅力

出典：バナーブリッジ

PC、スマートフォン、フィーチャーフォンとあらゆるデバイスに対応したASPです。運営10年以上の実績を活かした、さまざまな機能が備わった管理画面を展開しています。

配信先の制限を管理できるだけでなく、提携パートナーを募集する「リクルートページ」やアフィリエイターに向けて細かく指示できる「アフィリエイトガイド」などのツールも利用可能です。

インフォカート｜電子書籍・デジタルコンテンツに特化したサービス

出典：インフォカート

インフォカートは、電子書籍・デジタルコンテンツを多く扱うASPです。会員数は120万人を誇り、基幹特許を3ヵ国で取得しています。

アフィリエイトサービスも展開しており、6,000以上に及ぶ商品を扱っています。

infotop（インフォトップ）｜情報商材に特化したASP

出典：infotop（インフォトップ）

情報商材を扱うASPの中でも非常に有名なASPです。インフォトップ登録者数は累計310万人を超えており、多くの人から利用されています。

初期費用がかからず、完全成果報酬型のサービスなので、リスクを抑えて始められます。

FC2（エフシーツー）アフィリエイト｜動画コンテンツで有名なFC2が展開するASP

出典：FC2アフィリエイト

動画コンテンツでおなじみのFC2が運営するASPです。約30万サイトから紹介されたメディアに広告を掲載できます。

完全出来高制で月会費は無料なので、コストを抑えて広告を出稿できます。

Smart-C（スマートシー）｜スマートフォン向けの広告配信サービス

出典：Smart-C（スマートシー）

Smart-Cは、国内最大級のスマートフォンに特化した広告配信サービスです。配信先や成果報酬単価は、目的やKPIに合わせて設定できるので、広告主のニーズに合った形で広告を出稿できます。

アプリ広告に適した配信面が豊富なので、スマートフォン向けの広告を検討している方におすすめです。

TCS Affiliate（ティーシーエスアフィリエイト）｜金融系に強みをもつASP

出典：TCS Affiliate（TCS アフィリエイト）

TCS Affiliateは、金融系に強いASPサービスです。運営実績10年以上を誇ります。

不正を徹底的にチェックしているだけでなく、担当者がサポートしてくれるので、アフィリエイト広告に慣れていない、初心者の方でも安心です。

nend（ネンド）｜幅広いユーザーにアプローチ可能

出典：nend（ネンド）

nendは、さまざまなユーザーにリーチできるアドネットワークサービスです。2010年7月のサービス開始してから、ゲームやニュース、マンガ、グルメなど、あらゆる配信面を獲得してきました。

nendは機能が充実しており、「マルチコンバージョン機能」では成果を計測しながらKPIを目指すことができます。

Zucks Affiliate（ザックスアフィリエイト）｜スマートフォンアプリの案件が豊富なASP

出典：Zucks Affiliate（ザックスアフィリエイト）

Zucks Affiliate（ザックスアフィリエイト）は、スマートフォンアプリやスマートフォンゲーム、ヘルスケア関連の案件が豊富なASPです。

そのなかでもスマートフォンアプリやスマートフォンゲームの案件は特に多く、スマートフォンアプリのレビューサイトやスマートフォンゲームの攻略サイトなどを運用しようと考えている人にはおすすめです。

また、成果を出しているアフィリエイターにだけ担当者がつく一般的なASPと異なり、Zucks Affiliateは登録時点でアフィリエイター全員に担当者がつくことが大きな特徴です。

この特徴はアフィリエイターのみのメリットに感じるかもしれませんが、広告主にとってもさまざまなアフィリエイターとつながりがあるASPで広告出稿することで、市場動向の把握などの情報収集できることがメリットになります。

M-Ads（マーズ）｜「Mobee2」からリニューアルした新ASP

出典：M-Ads（マーズ）

M-Ads（マーズ）は美容・健康、コミュニティ、リード関連の商材に強いASPです。

2023年6月末でサービスを終了したASP「Mobee2」がリニューアルされて「M-Ads」になりました。

コンバージョン計測方法を豊富に取り揃えており、運用媒体やECカートにあわせて最適な計測ができます。

Medi Partner（メディパートナー）｜ジャンルが豊富で上級者向けASP

出典：Medi Partner（メディパートナー）

Medi Partner（メディパートナー）は、すでに高い収益をあげているアフィリエイターに特化したクローズドASPです。

それぞれのジャンルに特化して高い収益をあげているアフィリエイターとつながっていることで、サービスをダイレクトに探しているユーザーを多く獲得できます。

高単価な案件も多く、不動産・転職・ヘルスケアなどのジャンルに強いことが特徴です。結婚相談所やコンプレックスなどの悩みに対する案件も多くあります。

また、審査基準も厳しいことは、広告主にとって安心して広告出稿ができる要因にもなります。

報酬を不当に手に入れるアフィリエイターの違反行為が横行するなかで、一定基準をクリアして実績のあるアフィリエイターのみで構成されるMedi Partnerでは、ブランドイメージを損なうリスクを抑えられるからです。

felmat（フェルマ）｜スタッフの対応の良さが評判のASP

出典：felmat（フェルマ）

felmat（フェルマ）はスタッフの対応の良さが評判のASPです。

案件数は比較的少なくなっていますが、以下のようにジャンルは豊富にあります。高単価案件も豊富です。

• ヘルスケア（美容・健康）
• 不動産
• 保険
• 車買取

また、招待制のASPであることから、在籍するアフィリエイターの質も比較的高くなっています。そのため、広告主にとっては安心して広告出稿できます。

広告掲載費用は条件によっては無料になる場合もあるため、詳しくはASPに問い合わせてみるといいでしょう。

iTunesアフィリエイト｜Appleのコンテンツで報酬を得られるASP

出典：iTunesアフィリエイト

iTunesアフィリエイトは、Appleのコンテンツを紹介することで報酬が得られるASPです。

iPhoneやiPadなどで世界的に有名なAppleのコンテンツには音楽・映画・電子書籍などがあります。

そのため、Apple製品や音楽・映画などのジャンルのサイト運営者にとっては魅力的なASPのひとつです。

iTunesアフィリエイトの大きな特徴のひとつとして、iTunesを経由する必要があることがあります。

また、Appleのコンテンツは世界中でも知名度の高さやユーザー数の多さから考えると、ユーザーにとって購入のハードルはあまり高くないことから比較的報酬に直結しやすくなっています。

ASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）の選び方の手順【2ステップ】

現在、ASPは100以上存在すると言われています。

というのも、アフィリエイト広告が1999年に登場して以来、その市場は大きく成長しているためです。株式会社矢野経済研究所の調査では、アフィリエイト市場は2023年度において「4,654億円」に到達することが予想されています。

このような市場の拡大に伴って、ASPを展開する企業が増えているのです。

ここで重要なのは、「数多く存在するASPからどのサービスを選ぶべきか」ということです。以下のステップに沿って、ASPの選定基準を確認していきましょう。

1. 利用目的を明確にする
2. ASPの特性を理解する

ステップ1：利用目的を明確にする

まず、ASPを選定する上で利用目的を明確にすることが重要です。利用目的が不明確な状態だと、目的達成のために必要なサービスを選択できません。

アフィリエイト広告の目的は、①安定した収益化を図るまでの「認知」、②収益を増やす「売上」の2つに大きく分けられます。

加えて、アフィリエイト広告を通して「ユーザーにどのようなアクションを起こしてほしいか」という具体的なゴールまで決めておきましょう。

多くの場合、会員登録や資料請求、商品購入、サービス申し込みなどがコンバージョンとして設定されます。

ステップ2：ASPの特性を理解する

利用目的が明確になった後は、ASPの特性を理解しておきましょう。

ASPによって特性は大きく異なるので、アフィリエイト広告の目的を達成するために最適なメディアを選ぶ必要があります。

「認知拡大」を目的にしている場合、多くのユーザーに見てもらいやすい大規模メディアやブログ、ポイントサイト、SNSなどが最適な掲載メディアです。

一方、「売上」を目的にしている場合は、直接購入につながりやすい「比較・ランキングサイト」や「口コミ・評判サイト」などが最適と言えるでしょう。

このように目的によって最適なメディアは異なるので、ASPがどのようなメディアに利用されているかを確認することが大切です。

ASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）を選定・比較する際の2つのポイント

ASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）を選定・比較する際の2つのポイントは以下のとおりです。

• 自社の業界や商材カテゴリに合致したメディアが多数登録されているASPを選ぶ
• 配信先の制限管理ができる

自社の業界や商材カテゴリに合致したメディアが多数登録されているASPを選ぶ

ASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）を選定・比較する際の1つ目のポイントは、自社の業界や商材カテゴリに合致したメディアが多数登録されているASPを選ぶことです。

たくさん存在するASPでは、各社で取り扱う商品・サービスや得意とするジャンルも異なります。

自社が取り扱う商品・サービスにあったASPを選定しなければ、そもそもアフィリエイターに関心をもたれず、広告出稿まで辿りつきません。

そのため、より効率的に成果につなげるためにも、自社に最適な広告出稿先としてASPを見極めて選ぶことが求められるでしょう。

配信先の制限管理ができる

ASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）を選定・比較する際の2つ目のポイントは、配信先の制限管理ができることです。

配信先の制限管理が重要である理由は、ブランドイメージを損なうリスクがあるからです。

アフィリエイト広告を利用する場合には、不当に稼ごうとするアフィリエイターによる誇大広告や虚偽広告などの違反行為によって、ブランドイメージや社会的信用の低下を招く恐れがあります。結果として、自社の商品・サービスを購入してもらえなくなります。

アフィリエイターに対して審査を設けているASPもあるため、自社のブランドイメージを損なう可能性のあるメディアを切り離せるのかやメディアの配信可否を指定できる機能があるかなど配信先の制限管理を事前に確認しておくことが重要です。

メディアの質を担保するためにもASPの審査基準の高さもあわせて確認しておきましょう。

ASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）の2つの種類

ASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）は以下のように「オープン型ASP」と「クローズド型ASP」に大きく分けられます。それぞれの特徴を以下で確認しましょう。

• オープン型ASP
• クローズド型ASP

オープン型ASP

オープン型ASPとは、審査基準が低くほとんどのアフィリエイターが登録できるASPのことです。

アフィリエイターが運営するメディアは、影響力や収益を軸に「有力」「中堅」「テール」に分類できます。

オープン型ASPの場合、「有力」から「テール」まで幅広い層のメディアが登録しているので、掲載面を増やすのに効果的です。さらに、低コストで広告掲載してくれるメディアも多く存在します。

しかし、数が多い分、それぞれの掲載内容を逐一チェックするのは難しく、事前に注意事項や成果の否認条件を提示しておく必要があります。

まとめると、オープン型ASPは「まずは掲載面を増やしたい」「コストを抑えながらアフィリエイト広告に挑戦したい」という広告主に向いているでしょう。

クローズド型ASP

クローズド型ASPとは、メディア登録の募集を公開せずに、スカウトや紹介などによってアフィリエイターを選ぶASPのことです。

「有力」から「テール」までの幅広いメディアが登録しているオープン型ASPとは異なり、クローズド型ASPは一部の「有力」メディアのみが登録しています。

クローズド型ASPはメディアの集客力が高いだけでなく、掲載依頼や条件の交渉、修正依頼などに柔軟に対応してもらえます。

ただ、コストが高くなりやすく、オープン型ASPの2〜3倍ほどの額になることも少なくありません。そのため、クローズド型ASPは、新規獲得のために広告予算を多く確保できる商材や、長期的な利益が見込みやすい商材などにおすすめです。

ASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）を比較したうえで自分が発信するコンテンツにあったものを選ぼう

今回の記事では、広告主に向けてASPの選び方や種類、おすすめASPを紹介しました。

ASPとは、広告主とアフィリエイターをつなぐプラットフォームです。ASPを利用することで、効率的にアフィリエイターを探せるだけでなく、案件や報酬の管理も行えます。

ここまで紹介したようにASPによって、特性や強みは大きく異なります。まずは広告を出稿する目的を明確にして、目標を達成するのに最適なサービスを選ぶことが大切です。