今後、コンテンツマーケティング市場は更に伸びる?

国内で活性化してきたコンテンツマーケティング市場ですが、今後はどこまで伸びていくのでしょうか。
コンテンツマーケティング市場において先行しているアメリカの市場規模を見てみましょう。

アメリカのコンテンツマーケティング市場規模

Custom Content Councilの調査によると、アメリカのコンテンツマーケティング市場は2013年の段階で約440億ドル(約5兆3000億円)にのぼっています。
全体のマーケティング予算の約39%がコンテンツマーケティングに割り振られており、特にソーシャルコンテンツの成長は目覚ましいものがあります。

ただ、こちらの調査で対象になっている業界は。ソーシャル、コンテンツSEO、印刷業界, Web業界, メールマーケティング, 動画,バーチャルイベント, ホワイトペーパー等非常に多岐に渡っています。
日本では、コンテンツマーケティングというとWeb上での施策というイメージが一般的ですが、アメリカではより広い意味で捉えられているようです。

参考:
Content Marketing, a US $44 billion Industry

世界的に見てもコンテンツマーケティング市場は成長する傾向に

PQMediaの調査によると、世界におけるコンテンツマーケティングの市場規模は、2014年の段階で1440億ドル(約17兆4000億円)に達しており、前年から約13%も成長しています。そのままの勢いで伸びていけば、2019年には3130億ドル(約38兆円)の巨大な市場になると予測されています。

参考:
Content marketing will be a $300 billion industry by 2019

まとめ

コンテンマーケティングを支える主要な業界の市場データをまとめると、だいたい1,000億円程度の市場を形成していると考えられます。
国内市場としてはまだまだ小規模ではありますが、今後の成長が特に期待できる分野なので国内市場にどれだけの影響を及ぼせるかは未知数です。

コンテンツマーケティングは、どのような形態であれ中長期的な施策として取り組むことが前提となっており、すぐに収益に繋がることはほとんどありません。
一方で、それなりの費用と時間を投じなければいけない分野でもあるため、企業体力が試される場でもあります。

それでも、外部リンク施策の効果が弱まり、広告費も高騰する一方の今の時代においては、中長期的な効果が見込め、なおかつ広告に頼らずに新規顧客を獲得できる可能性のあるコンテンツマーケティングは避けられなくなっています。

市場規模が大きくなるということは、取り組んでいる競合も増えているということです。
効果が出るまでの期間が長いうえ、やればやるほどコンテンツ(=資産)が蓄積されていくので先行者メリットは大きくなります。

中長期的な集客を見据えて、コンテンツマーケティングを始めるかどうかを考えてみてはいかがでしょうか。

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