本記事で学ぶ内容
・広告効果測定とアクセス解析の違い
・目的を達成するための指標や考え方

広告のレポートは、出稿した広告の種類により詳細は異なりますが、主に「広告効果測定」や「アクセス解析」の内容が掲載されるのが一般的です。

本記事では、まず「広告効果測定」と「アクセス解析」が果たす役割の違いを解説します。これらを正しく理解することで「そもそもなぜ、広告効果を計測する必要があるのか、どのようにレポートを行うことが正しいのか」を整理してみましょう。

広告費とは「投資」のようなもの

Webサイトは、企業が立ち上げる場合、ある目的を達成するために設計・制作されることが前提となっています。

「あっても無くても変わらないサイト」というのは基本的にはありません。例えば、本来の目的として、

  • 会社をもっとよく知ってもらいたい
  • 商品の理解を促進して店舗に誘導したい
  • 商品を購買してもらうことで売上をあげたい

上記のように「なんらかの利益」に基づいて運営されます。

これは個人のブログサイトでも同じことが言えます。

完全にクローズドの「誰にも公開していないブログ」以外は、なんらかの情報発信だったり、あるいはそこからのコミュニケーションであったり、共感を得て欲しいという話だったり、有形・無形問わず、そこには「なんらかの意図」があります。

この「なんらかの意図」を「告知」することで最大化する手段が「広告」です。

つまり、お金をかけて「広告を投下する」と言うことは「そもそもの目的に対してプラスの影響があったのか?」という「費用対効果」を計ることが非常に重要となります。

そのため、広告費は「投資」として考えるべきであり「なんとなく広告予算を投下している」という状態は良くありません。特に影響を数値化できるWebマーケティング全般の市場においては「投資」という考え方は必須と言えるでしょう。

効果測定とは

そもそも「効果測定」とは、なにかWebマーケティング施策を行った時、その施策に「効果があったのか?」を判定するために用いる手段です。

すべての分析ツールには「原因や結果、効果を明らかにするため」の手段として用いられます。「アクセス解析」や「広告効果測定」にしても、「明らかにするもの」があるのです。そして、そのための手段として用いられます。。

アクセス解析と広告効果測定の違いとは

「アクセス解析」と「広告効果測定」は広告のパフォーマンスを測る上で重要です。しかし、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

例えば、「アクセス解析」に求められることは「サイトの健康状態を診断する」ことです。

アクセス数の推移やトラフィック(流入)元の特定、サイト内の行動ログなど「サイトの目的は適切に達成されているのか?」を、データを元に可視化しています。つまり、診断の対象は「Webサイトそのもの」となります。

これに対して「広告効果測定」の目指すゴールは「1人(1件)を獲得するのに金額をいくら投じたのか?」です。これをしっかりと意識して測定できていれば、Web広告の出稿時に「コンバージョン(成果)がどの出稿媒体で起きたのかわからない」といった問題や「コンバージョンにつながった広告しか評価できない」という問題を避けることができます。

広告効果測定は「認知」から「購買」までを評価するもの

これまでにお伝えしたとおり、広告とは基本的に「投資」なので、その投資対効果を出さなければ、価値を証明できません。

特に昨今のインターネット社会においては「ユーザーが1つの広告を見て、そのまま購買に至るというケース」は非常に稀です。ほとんどのユーザーが、口コミを見たり、評価を検索したり、競合の商品を比較したりして、最後に検索のような行為に移って購買に至ります。

つまり、これらすべてのユーザーの「認知~購買」までのストーリーを抑える事が、広告効果測定には求められています。

まとめ

上記2つを整理すると、アクセス解析は、「サイト」を通じたユーザー行動を評価すること。

そして、広告効果測定は「ユーザーの認知から購買まで」というストーリーを評価することという違いで、どちらか一方のみの分析をすれば良いというわけではありません。

実際、広告効果測定システムを提供している弊社でも広告ツールの利用者の98%がGoogle Analyticsを始めとするアクセス解析ツールを併用しています。

まずは、この2つのツールは代替の利かないものであり、目的によって使い分けるということを理解しましょう。