政府主導で「働き方改革」が推進されていますが、以前に比べてどれくらい働き方が変わったでしょうか?

「働き方改革」がうまくいかない原因の一つは、リモートワークの環境が整っていないことです。在宅で仕事をしたくとも、利用するツールが決まっていない場合にはメールなどの「従来型ツール」で仕事をせざるを得ません。そのため、自宅で仕事をすると仕事のペースが遅くなり、結果的に「働き方改革」が進まない、という悪循環に陥ってしまいます。

そこで今回は、どのリモートワーカー&フリーランスにも絶対に役立つ20のツールを紹介します。リモートワーカーはもちろん、在宅で仕事をするフリーランスにも便利なツールが満載です。ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

チームチャット

1. Slack

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Slack

「Slack」はエンジニアを中心に世界中で支持されているビジネスチャットツールです。Slackは様々なサービスとのインテグレーション機能があるので、この機能を使いたいがためにSlackを選ぶケースも増えています。

会議内容をアーカイブする機能もあり、メンバー全員に情報を共有することも簡単です。今まで以上にスピーディーで快適に仕事をこなせるようになり、職場から離れていてもしっかりとコミュニケーションをとることができるでしょう。

参考:
Slackとは?多くの企業が導入済み!便利なコミュニケーションツールの使い方|ferret

2. Chatwork

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Chatwork

「Chatwork」は、日本で最も有名な国産チームチャットツールの一つです。グループチャットはもちろん、タスク管理やファイル共有、ビデオ通話や音声通話なども利用できます。

フリープランでも14グループチャット・1対1でのビデオ通話・5GBのストレージが利用できます。国産のためにセキュリティにシビアな大企業や官公庁にも選ばれています。

参考:
ChatWork(チャットワーク)とは?基本的な機能・プラン・使い方を解説|ferret

3. Workplace by Facebook

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Workplace by Facebook

「Workplace by Facebook」は、ビジネス用のFacebookプラットフォームを作成できるサービスです。メッセンジャー機能や投稿機能など、使い慣れたツールをビジネスでも利用できるので、非常に便利です。

Workplaceはスタンダードなら無料で使えます。Workplaceアプリ・Workplace Chatアプリで通常のFacebookと同じように利用できます。音声通話やビデオ通話、ライブストリーミング配信も可能です。

参考:
Workplace by Facebookとは。ビジネス向けFacebookの主な機能を解説|ferret

遠隔ミーティング&ビデオチャット

4. Google ハングアウト

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Google ハングアウト

Google ハングアウト」は、SMS・音声通話・ビデオハングアウトをGoogleアカウントでできるサービスです。

Googleアカウント同士の通話は無料で利用できます。また、固定電話や携帯電話宛にも格安で通話が可能です。1分あたりおよそ9セントで、通常の携帯電話からかける通話よりも安い場合があるので、使わない手はないでしょう。

参考:
Google公式チャットツール、Googleハングアウトの使い方|ferret

5. YouTube Live

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YouTube Live

「YouTube Live」は、YouTubeプラットフォーム上で、大勢に向けてライブ配信をできるサービスです。Webカメラをお持ちであれば、数回のクリックでライブイベントを開始できます。

双方向のミーティングではなく、朝礼や集会などの視聴参加型の場合は、利用してみるとよいでしょう。

6. Zoom

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Zoom

「Zoom」は、今最も利用されているビデオカンファレンスサービスの一つです。ビジネスミーティングはもちろん、ウェビナーの開催もできます。

Zoomはビデオ参加者をなんと500名まで招待可能となっており、閲覧者なら10,000名まで許可できます。大勢が出席する必要のある重要な会議でも、Zoomを使うことで遠隔から参加できるでしょう。

参考:
zoomって知ってる?高音質・高画質なビデオ会議ソフトの使い方まとめ|ferret

7. appear.in

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appear.in

少人数でのミーティングなら「appear.in」がおすすめです。appear.inは、Webブラウザ上で気軽にミーティングができるサービスです。主催者がサービスのホームページ上で会議室のショートリンクを作成して、参加者にシェアするだけ参加できます。

一度に4人までは無料で、スマートフォンでも利用可能です(iOSの場合はアプリが必要です)。環境に縛られないため、ゲストを招待するときにも使えます。

参考:
Appear.inとは〜登録不要、URL発行のみでビデオチャットができる便利ツールの使用方法を解説|ferret

プロジェクトマネジメント

8. Asana

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Asana

「Asana」は世界中で利用されているプロジェクトマネジメントツールです。Slackと同様に、Asanaも100以上のインテグレーション機能を有しているのも人気の理由です。

Asanaにログインすると、1ヶ所でプロジェクト管理・タスク管理・チームチャットなどを行えます。マイルストーンを立てて、メンバーを割り当てることも簡単です。見やすいガントチャートも標準で使えます。

9. Zoho Connect

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Zoho Connect

Zoho Connect」は、クラウド型のオンラインワークプレイスです。グループコラボレーションはもちろん、社員向けのマニュアルを作成や、ファイル管理やイベント管理もこれ1つでできます。

Zoho Connectは外部サービスとの連携も充実しており、AsanaやGitHub、Google Driveなど主要クラウドサービスに対応しています。Zoho Connectだけで新着情報やアップデートの確認も可能です。

タイムマネジメント

10. Toggl

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Toggl

「Toggl」は、ある作業にかかる時間を測定して分析するタイムトラッキングツールです。iOSアプリUIも刷新され、さらに使いやすくなりました。

時給を設定しておけば、特定の作業で発生する給与を自動で計算もしてくれます。レポートの作成もできるので、どの作業に時間がかかったかを発見するためにも活用できそうです。

参考:
シンプル操作でタイムトラッキングができる!togglの紹介|ferret

11. TimeTree

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TimeTree

「TimeTree」は、グループでのスケジュール共有ができる国産サービスです。iOSAndroid・Webブラウザで利用できます。

TimeTreeはカレンダーを共有できるサービスとしてよく知られていますが、TimeTreeを使っていない相手にもスムーズに予定を共有できるのも便利な機能の一つです。会社とプライベートで使い分けることも可能です。

ドキュメントコラボレーション

12. Google ドライブ

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Google ドライブ

Google ドライブ」は、15GBのオンラインストレージです。写真や文書、デザイン、音楽、動画など、さまざまなファイルを管理できるサービスです。

パソコンやスマートフォンなど、デバイスにかかわらず閲覧でき、他のユーザーを、閲覧やダウンロード、共同編集に招待できます。

参考:
業務改善につながること間違いなし!誰もが活用するGoogleドライブのパーフェクトガイド|ferret

13. Evernote

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Evernote

「Evernote」は、メモや書類の整理に役立つ、アイデア&ドキュメント共有サービスです。OCR機能のついた検索が非常に便利で、手間をかけずに必要な書類を探し出せるでしょう。

モバイルアプリには、書類をカメラで撮影して自動で切り抜く機能や、音声を記録する機能もあります。書類を整理してデジタル化したり、会議録を保管しておく際に重宝するでしょう。

参考:
今さら聞けない!Evernoteの基本機能とオススメしたい5つの活用術|ferret

ホームページ&メール

14. STUDIO

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STUDIO

「STUDIO」は、コードを書かずにホームページを作成できるサービスです。一人でデザインもできますが、ユーザーを招待して複数人でデザインも可能です。

STUDIOはもともとWebデザインやiOSアプリのコラボレーションアプリでしたが、ドラッグ&ドロップでレスポンシブに作成したレイアウトを、そのままホームページとして公開することが可能です。

15. Benchmark

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Benchmark

「Benchmark」は、ドラッグ&ドロップで簡単に美しいHTMLメールを作成できるサービスです。カスタマイズ可能なテンプレートも豊富に用意されており、マーケティングオートメーションツールを利用することで効果的なマーケティングを行うことができます。

無料アカウントでもすぐに月250通のメールを配信することができ、Paypalやtwitter、shopifyなどさまざまなサービスと連携することも可能です。

16. ferret One

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ferret One

「ferret One」は、サイト制作からSEO対策、メール配信まで、Web制作・運営に必要な機能が全て詰まったホームページ集客ツールです。

WordPressでホームページを作成しても、集客がなかなかできないという場合には使ってみましょう。集客力のあるテンプレートが豊富に用意されており、誰でも簡単に使えるツールとなっています。最大30ヶ国語に対応した多言語サイトも簡単に構築可能です。

セキュリティ

17. LastPass

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LastPass

「LastPass」は、企業で使う様々なサービスのパスワードを管理するパスワードマネージャーサービスです。

企業で使うサービスは、セキュリティ面でできるだけ複雑なパスワードを使っておきたいものです。LastPassではそれらのパスワードを生成・管理し、メールで送るべきではないパスワードを安全な形で他の社員と共有できます。

18. 1Password

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1Password

「1Password」も世界中で使われている人気のパスワードマネージャーサービスです。

多くのサービスに対応しており、ブラウザエクステンションを使えばパスワードを入力することなくシングルクリックで代わりにパスワード入力をしてくれます。パスワードのほか、クレジットカード情報も保存可能です。

請求&経費管理

19. freee

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freee

「freee」は、フリーランスにも人気の会計ソフトウェアサービスです。メールやチャット、電話などでのサポートも充実しています。

銀行口座やクレジットカードと連携しておけば、明細を自動的に紐づけてくれます。経理初心者から経験者まで、幅広く利用されています。エクセルなどからの一括データ取り込みにも対応しています。

20. Misoca

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Misoca

「Misoca」は、Web上で簡単に請求書を作成できるサービスです。スマートフォンにも対応しており、メール配信やPDF送信、郵送もできます。

無料プランでも毎月5通までの請求書作成が可能で、他に見積書や納品書も作成可能です。弥生会計シリーズとの連携も行えます。

参考:
Misocaとは?個人事業主はありがたい!毎月の請求書を自動作成予約できる便利サービス|ferret

まとめ:ツールの導入で快適なリモートワーク環境を作ろう

リモートワーカーやフリーランスに役立つ20のツールを紹介しました。フリーランスはもちろん、通常会社に出勤している会社員が自宅で快適に仕事をするには、こうしたデジタルツールを駆使するのが一番です。

そのためには、アナログで行なっている作業をできるだけオンラインでいつでもアクセスできるようにしておくことが大切です。パスワードマネジャーなどを使って、セキュリティ対策も万全にしておくことが望ましいでしょう。

また、パソコンを社外に持ち出すのが難しい場合には、仮想デスクトップを利用するのも選択肢の一つです。ぜひ、社内で事前にルールを決めて、快適にリモートワークを行える環境を作っていきましょう。

参考:
企業の情報漏洩リスクを軽減できる!?Amazon WorkSpacesで始める「仮想デスクトップ」入門