今回はアプリユーザーを獲得するためのポイントについて解説します。

どれだけ素晴らしいアプリを開発したとしても、のんびり待っているだけではユーザーは増えません。ダウンロード数を増やして、アプリユーザーを獲得するには、能動的で継続的なプロセスが必要になります。

質の高いユーザーを獲得する

ユーザー獲得施策を始めるにあたって、1つ注意しておきたいのは、量だけではなく質が問題になるという点です。ダウンロード数が増えても、ビジネス目標の達成につながらなければ意味がありません。 ユーザー獲得の取り組みでは、自社アプリを愛用し、高いエンゲージメントや収益をもたらしてくれるユーザーを見つけることに注力しましょう。 ダウンロード数が多くても離脱率が高ければ、時間とお金が無駄になるからです。

質の高いユーザーを獲得するための準備として、まず自社のユーザーを理解しましょう。自社アプリを使ってくれている熱心なユーザーがどんな人達なのかを理解し、それに近いオーディエンスをターゲットとして設定するのが質の高いユーザーを獲得する上での近道です。

一方で、既存のユーザーと似たオーディエンスだけをターゲットにしていても、自社がそれまで対象にしていたカテゴリのユーザー以外の獲得が難しいために、新規ユーザー数が伸び悩むことも考えられます。ユーザー数を拡大させるステージでは、仮説立案や調査・検証を行い、既存ユーザーとは異なるオーディエンスに向けた施策を展開をしていく必要があります。

自社アプリのユーザーを理解する方法

自社ユーザーを理解する上で、デモグラフィック属性(性別、年齢、居住地など)はすぐに入手でき、重要な情報です。しかし、デモグラフィックデータはユーザーの一面にすぎません。ユーザーの詳細なプロファイルを作成しながら、デモグラフィックやサイコグラフィックを理解し、ユーザーアプリに何を求めているのかを明らかにしましょう。

例えば、アプリの評価とレビューは、サイコグラフィックに関するインサイトの宝庫となりえます。ユーザーが特定のアプリや機能に対して、どのような場合に強い反応(肯定的な意味でも否定的な意味でも)を示しているかに注目しましょう。また、1つ星評価と5つ星評価の要因を分析してください。感情を表す内容を見つけたときは、メモを取り、この情報を活用して、ユーザーの欲求とニーズに関する理解を深めましょう。

このような調査によって、ユーザーを理解することで、アプリに最適なユーザーを見つける場所や方法、訴求すべきポイントについてヒントが得られます。

アプリストア最適化とユーザー獲得

自社ユーザーを理解し、ターゲットオーディエンスがイメージできたら、具体的な施策にうつります。しかし、増え続ける大量の競合アプリの中で自社アプリを目立たせて、見つけてもらうにはどうしたらいいのでしょうか。

最初に実践すべきはASOアプリストア最適化)です。つまり、アプリストア上のテキストやクリエイティブを調整することで、潜在ユーザーアプリストアのページに到達した瞬間に、忘れ難い第一印象を与えられるようにするのです。アプリのアイコン、スクリーンショット、メッセージで、アプリの主なメリットと提供価値を伝えられるようにしましょう。

ASO対策ができたら、次はアーンドメディア、オウンドメディア、ペイドメディアを戦略的に組み合わせたUA(ユーザー獲得)施策に乗り出しましょう。UAの取り組みにおいては、綿密に練られた戦略と予算計画、定期的なA/Bテストと実験が不可欠です。

ASOとUAでは、アプリのライフサイクルの多くの局面と同じように、実行と戦略策定の間を行ったり来たりし続けていくことが欠かせません。大事なのは、「このスクリーンショットやこの広告クリエイティブならアプリをダウンロードするユーザーが増えるだろう」と仮説を立て、それをテストすることです。そして、それを繰り返すことです。

まとめ:ユーザー獲得の基本的な考え方を整理しよう

本記事では、ユーザー獲得にあたっての基本的な考え方をご紹介しました。アプリユーザー獲得で重要なのは現在の自社サービスを利用してくれているユーザー調査とASO、UA施策です。次回以降の記事では、より具体的なASOとUAの施策について見ていきます。