アプリ利用の規模

世界市場には、文字通り何百万というアプリが存在しています。こんなものがあると嬉しいと人々が望むものはたいてい、誰かがスマートフォンのアプリとして提供しています。その結果、移動から買い物まで、日常生活にアプリを使用する機会はますます増えています。

実際、アプリはどの程度生活に浸透しているのでしょうか。世界のアプリ市場全体について、いくつか統計を見てみましょう。

  • iOS App Store、Google Playストア、サードパーティのAndroidストアを合計すると、2017年に全世界で1750億件のダウンロード。これは2015年からの2年間で60%増加しています。
  • 2017年、平均的なスマートフォンユーザーは、80本以上のアプリをインストールしており、そのうち毎月40本近くを使用しています。(※インド、中国、ブラジル、インドネシア、韓国、米国、ドイツ、フランス、イギリス、日本、メキシコが調査対象( iOS App Store、Google Playの合計))
  • 2017年、Androidフォンユーザーは、1日あたり約3時間をアプリに費やしました。これは2015年と比べて、30%以上の増加です。(※ インド、ブラジル、インドネシア、韓国、米国、ドイツ、フランス、イギリス、日本、メキシコ、トルコが調査対象(Androidフォンのみ))

参考:
2017年アプリ市場総括レポート

アプリの使用量こそが収益化の鍵

アプリの成長を把握するための主要な指標として、ダウンロード数に注目が集まりやすくなっていますが、ダウンロード数は最初の目安にすぎません。アプリ・パブリッシャーの中で高い収益を上げている企業は、ダウンロード数を増やしているだけでなく、強力で継続的なエンゲージメントを実現しています。

ユーザーにとってアプリの利用価値が高まるにつれ、ユーザーの生活の中でアプリの使用時間が多くなります。その結果、アプリストア、広告、販売などで収益の拡大がもたらされます。こうした状況が非常に顕著なのが、米国や日本といった成熟市場です。ユーザーが気に入ったアプリの使用時間を増やしていることから、アプリ広告の収益が増え、アプリ内決済やサービス代金からも収益が拡大しています。この意味でも、アプリの利用時間がいまだ成長トレンドにあることは大きなチャンスと言えます。

アプリ収益予測:今後5年間の見通し

App Annieは同社の調査で、2017年から2022年までの5年間でアプリの使用時間がますます増え、収益の拡大をもたらすと予測しています。

参考:
App Annieアプリ市場予測2017-2022年版

  • iOS App Store、Google Playストア、サードパーティのAndroidストアを合計すると、2022年の全世界でのモバイルアプリダウンロード数は2,580億件に達する見込みです。これは2017年から45%増となります。
  • iOS App Store、Google Playストア、サードパーティのAndroidストアの合計で、2022年には全世界のアプリストア全体の消費支出総額が1,570億ドルを超える見込みです。これは2017年から92%増となります。
  • 日本でのデバイスあたりの年間平均支出額は、2022年に140ドルを超える見通しです。これは世界平均の6倍近い金額であり、国別では群を抜いてトップです。

まとめ:急激な成長を続けるアプリ市場

モバイルアプリ市場の規模が広大であり、急速なスピードで成長を続けていることをご理解いただけたかと思います。
次回は、なぜWebサイトではなくアプリが、ここまでユーザーの生活に浸透し、市場を拡大しているのか、アプリならではのメリットを紐解きながら解説していきます。