今回の記事では、Twitter広告で利用可能な全ターゲティング設定を解説していきます。

なぜターゲティングが必要か

そもそも、なぜターゲティングの設定が必要なのでしょうか。
端的に言えば、「広告配信をより効果的にするため」と言えます。

ターゲティングが適切に設定されていない場合、例えば、収益に繋がらない利用者にも広告が表示されたり、クリックされたりする可能性があります。無駄な広告費が発生することで、プロモーションの費用対効果が悪化するリスクがあります。
Web広告の運用においては、ターゲティングの設定はとても重要な要素になります。

自社の収益につながる利用者がどのような属性を持っているかをイメージして、ターゲティングを設定することが重要です。

ターゲティングの種類

Twitter広告のターゲティングは複数の要素を組み合わせて設定することが可能です。ターゲティング設定を組み合わせることで、より効率的な広告配信が可能になります。

一方、対象を絞りすぎると広告の表示回数が少なくなり、ビジネスへの貢献度が下がってしまうため、ビジネスへの影響と投資対効果を上手くバランスさせることが重要になります。

では、Twitter広告で利用可能なターゲティングの種類を解説していきます。

性別

利用者の性別をターゲティングする方法です。
性別の判定は、利用者のアカウント名や、フォローしているアカウントの傾向を分析して推測しています。

ターゲティングの中では比較的広い範囲を指定するターゲティングなので、配信対象をあまり絞りたくない時には、性別だけターゲティングすると幅広い利用者に広告を配信することができます。

年齢

利用者の年齢をターゲティングする方法です。

自社のターゲット層の年齢に傾向がある場合は、対象となる年齢層に絞って配信することで、広告配信の効率化が期待できます。

地域

利用者の位置情報にもとづいてターゲティングする方法です。
下記3つの粒度で設定が可能です。

・国
・エリア(関東、中部、関西)
・都道府県

利用者の位置情報は、IPアドレスや利用者のアクティビティにもとづいて推測しています。
商圏が限定的なビジネスでも、エリアや都道府県単位でのターゲティングが可能なので、効率的にターゲット層へアプローチすることが可能です。
また、全世界で利用されているTwitterでは海外への広告配信も可能なので、海外へのプロモーションを検討している場合も簡単に広告を配信できます。

言語

利用者の使用言語をターゲティングする方法です。
日本語、英語、スペイン語など、20ヶ国語をターゲティングすることができます。

利用者のプロフィール設定やツイートの内容にもとづいて、利用者の使用言語を推測しています。
ユーザーの使用言語に合わせて複数のサイトを作成した場合などに、サイトの言語に合わせて言語ターゲティングをすることで適切なサイトへの誘導が可能になったり、日本に滞在中の英語圏の利用者に向けたプロモーションなども可能です。

フォロワー

指定したTwitterアカウントのフォロワーと、そのフォロワーに似ている利用者をターゲティングする方法です。

著名人のファン層へのアプローチなど、通常のWeb広告では接触することが難しいターゲット層への広告配信が可能になるので、上手く活用することで、これまで得られなかった広告の効果が期待できます。
自社のターゲット層の属性や興味関心をイメージすることが重要になります。

類似ユーザー

自分のアカウントのフォロワーに似ている利用者へ広告を配信できるターゲティング方法です。

すでにエンゲージメントを獲得できている利用者の情報にもとづいて、興味関心などの属性が似ている利用者へアプローチするため、効率的な新規ユーザーの獲得が期待できるターゲティングです。

興味関心

指定した興味関心を持つと思われる利用者をターゲティングする方法です。

大小の様々なカテゴリーに分類された、計300以上の興味関心から選択することができます。
比較的、潜在的なユーザー層へのアプローチになるので、自社のターゲット層が持っている興味関心をイメージして、いろいろな軸でターゲティングを検証していくことが重要になります。

キーワード(プロモツイートのみ)

特定のキーワードTwitterで検索している利用者や、指定したキーワードを含むツイートをした利用者、そのツイートに反応した利用者をターゲティングする方法です。

一般的な検索連動型広告に近しい使い方に加えて、利用者が発信している情報や、そこに対する利用者の反応にもとづいてターゲティングできるので、通常のWeb広告では接触が難しい層へのアプローチも可能になります。

キーワードでのターゲティングはプロモツイートでのみ利用可能です。

テレビ番組 (プロモツイートのみ)

特定のテレビ番組に関連するツイートをしている利用者や、そのツイートを見ている利用者をターゲティングする方法です。

世間への影響度が大きいテレビ番組にもとづいてターゲティングすることで、Webプロモーションの効果最大化が期待できます。
自社のターゲット層がどんな番組に興味があるかをイメージしてターゲティングすることが重要になります。

テレビ番組でのターゲティングはプロモツイートでのみ利用可能です。

イベント

野球やサッカーの試合や花火大会、ファッションショーなど、特定のイベントに関連するツイートをしている利用者と、そのツイートを見ている利用者をターゲティングできます。

ターゲティング可能なイベントは、Twitter広告の管理画面から確認できます。

テレビ番組でのターゲティング同様、利用者の発信した情報にもとづいて、特定の興味関心を持った利用者をターゲティングできるので、通常のWeb広告ではアプローチが難しいターゲット層に対して広告配信が可能です。

自社のターゲット層がどんなイベントに興味があるかをイメージしてターゲティングすることが重要になります。

テイラードオーディエンス

自社やパートナー企業のデータを使って利用者グループを作成し、そのグループに対して広告を配信するターゲティング方法です。
下記3タイプのグループが作成可能です。

1.ウェブサイト訪問者

自社のサイトへ訪問した利用者をターゲティングできます。また、Twitterのパートナーになっているウェブサイトの訪問者データを使ったグループも作成できます。

グループに含まれるTwitter利用者と、それに類似する利用者をターゲティング可能です。

2.リスト

顧客のメールアドレスやデバイスIDなどのデータをアップロードすることで、アップロードしたデータに合致するTwitter利用者をターゲティングできます。

3.モバイルアプリ

Twitterのパートナー企業のツールで計測した、アプリでのコンバージョンや行動ログをもとにターゲティングする方法です。

自社やパートナー企業のデータを活用することで、柔軟なターゲティング設定が可能になります。
テイラードオーディエンスを最大限に活用するためには、様々なデータでのターゲティングの検証が重要になります。

携帯キャリアターゲティング

利用者の携帯キャリアをターゲティングする方法です。
世界30カ国以上の携帯キャリア会社から選択可能です。(2018年5月時点)

利用者の契約している携帯キャリアによって属性の傾向が見られるような場合、携帯キャリアをターゲティングして詳細にチューニングすることで、広告の費用対効果の向上が期待できます。

新端末ターゲティング

最大で過去24ヶ月の間に、新しい端末でTwitterにアクセスした利用者をターゲティングする方法です。

新しい端末に買い替えた利用者にアプリのインストールを促すなど、端末が切り替わるタイミングでのユーザーの離反防止などに活用できます。

デバイスターゲティング

利用者の使っているOSデバイスをターゲティングする方法です。
下記の分類でターゲティングが可能です。

・iOS端末(端末種類とバージョン)
Android端末(端末種類とバージョン)
 ※Wi-Fiに接続しているiOS/Android端末のみに限定することも可能
・Blackberryデバイスタブレット
・デスクトップやノートパソコン
・その他のモバイル

特定のデバイスに向けた商品サービス、アプリなどのプロモーションに活用可能です。

まとめ

ターゲティングを設定する目的は「広告配信をより効果的にするため」と言えます。

Twitter広告には、多様なビジネスニーズに対応可能な様々なターゲティングが用意されています。
一般的なWeb広告で設定可能なターゲティングに加えて、テレビ番組やイベント、テイラードオーディエンスなどTwitter広告独自のターゲティングもあるので、他のWeb広告ではアプローチが難しかったターゲット層へも広告の配信が可能です。

ターゲティングは掛け合わせて設定することも可能なので、顕在的な利用者に絞って広告を配信することも可能ですが、一方で、ターゲットを絞りすぎると広告の配信対象が少なくなり、ビジネスへの貢献度が下がってしまうので、ビジネスへの影響と費用対効果を上手くバランスさせることが重要になります。

自社のターゲット層がどのような特性を持っているかを出来るだけ具体的にイメージすることで、より効果の高いターゲティングが可能になり、広告の費用対効果の改善が期待できます。