本記事で学ぶ内容

・友だちを集めるためのLINE@の設定方法を理解できる。
・友だちを集めるための来店客へのアプローチ方法を理解できる。
・友だちを集めるためのインターネット上の施策を理解できる。

LINE@は、メッセージやクーポンの配信などを通して、ユーザーと積極的にコミュニケーションをとれます。しかし、それは自社のLINE@アカウント友だちになってくれたユーザーにのみ実施できる施策です。

友だちの数を増やし、効果的な施策に繋げていきましょう。

1.LINE@の設定

認証済みアカウントの申請

LINE@には、「一般アカウント」と「認証済みアカウント」の2種類があります。

法人・個人問わず誰でも登録できるのが一般アカウントです。LINEによる本人確認と審査に通過すると、認証済みアカウントになれます。

認証済みアカウントは一般アカウントとは異なり、LINEの検索結果に表示されるため、ユーザーとの接点を増やせます。一般アカウントで開設した場合でも、後から認証済みアカウントに申請できます。

プレミアムIDの設定

LINE@アカウントのIDは、開設時にランダムに設定されます。

しかし、有料オプションである「プレミアムID」に申し込むと、オリジナルIDを発行できます。店舗名やキーワードなど、検索時に入力しやすいIDにすることで、ID検索からの流入も見込めます。

料金は年額で、初年度が2,592円(税込)、2年目以降1,296円(税込)です。(2018年6月時点)

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引用:プラン・料金|LINE@

友だち追加の「QRコード」「友だち追加ボタン」の用意

LINE@の管理画面から、友だち追加のための「QRコード」と「友だち追加ボタン」のHTMLタグを取得できます。
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LINE@MANAGERにログインし、「アカウント設定」をクリックします。
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基本設定」の最下部で、「QRコード」と「友だち追加ボタン」の画像とHTMLタグを取得します。

ポスターや店頭POPにQRコードを印刷したり、自社ホームページHTMLタグを埋め込んだりして活用しましょう。ユーザーの行動を予測して、よく目につく場所を選んで掲示するのがポイントです。

2.来店客にアプローチ

POP広告・ポスターの設置

店内にPOP広告ポスターを設置することで、来店客に直接アプローチできます。

来店した時点で、その顧客は自店舗への興味を少なからずもっているため、友だち追加限定クーポンなど、顧客にとってのメリットも訴求するとより効果的でしょう。

LINE@ノベルティの活用

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引用:【お知らせ】友だち集めにかかせない!LINE@のノベルティがリニューアル|LINE@公式ブログ

認証済みアカウントであれば、LINE@公式の販促グッズを活用できます。無料のポスターには「コニー」や「ブラウン」が、有料のノベルティは「サリー」が描かれています。

LINEお馴染みのキャラクターが描かれているため、ユーザーに関心を持たれやすくなります。

LINE@MANAGERでキャッチコピーなどを編集したオリジナルポスターを作成したり、ポスター以外の有料のアイテムも発注できます。

ノベルティの発注方法やオリジナルポスターの作成方法は、以下の記事を参考にしてください。

参考:
8.店頭で告知をしよう(ポスター・POPなど)

直接声をかけ、特典を紹介

接客時や会計時、顧客と会話中に直接友だち追加を促します。押し付けになってしまわないよう、簡潔にメリットを伝えましょう

友だち追加するとその場で使える割引クーポンや特典のプレゼントなど、その場でユーザーにメリットが発生する付加価値を提供することで、追加してもらえる確率も高まります

2.インターネット上でアプローチ

LINEアプリ

認証済みアカウントであれば、LINE内の検索結果に表示されるようになります。ユーザーにとって分かりやすいカテゴリ名やアカウントに設定することで、検索されやすくなります。

また、ステータスメッセージも検索の対象となります。期間限定で訴求したい商品やキャンペーンのキーワードは、ステータスメッセージの中に入れておきましょう。

ホームページ

自社ホームページを運営している場合は、トップページの上部や両端、コンテンツの最下部など、目立つ場所に友だち追加のバナーやボタンを掲載しておきましょう。前述した管理画面から取得できるタグを活用すると、手間もかかりません。

自社ホームページを閲覧するユーザーは、自社の商品やサービスへの関心が高いことが予想できます。積極的に友だち追加をアピールしましょう。

SNSやブログ

FacebookページTwitterなどのSNS、自社ブログなどでも定期的にLINE@アカウントを紹介しましょう。SNSのフォロワーなどで既に繋がっているユーザーは、LINEの友だち追加にも抵抗は少ないはずです。

ただ、「TwitterでフォローしているからLINEはいいかな」と思われてしまう可能性もあります。LINE@独自の特典やキャンペーンを実施することで、ユーザーの動機づけを行いましょう。

メールマガジン

定期的に情報を配信するメールマガジンでLINE@アカウントを紹介するのも一手です。

SNSやブログでの紹介方法と同じく、LINE@ではすぐに使えるクーポンを配信し、メールマガジンでは商品に関連した記事コンテンツを配信するなど、LINE@とメールマガジンの違いを明確にしてアプローチすると効果的です。

まとめ:まずは友だちを増やすことに尽力しよう

今回は、店舗とインターネット、それぞれの友だち追加施策をご紹介しました。

できるだけ多くの接点でユーザーにアピールするのはもちろんですが、ユーザーが「友だち追加してみようかな」と思える施策になっているかも重要です。ユーザーになったつもりで、「どこで訴求されていたら見つけやすいか」「どんな風に促されたら追加するか」など、確認してみましょう。

LINE@は、ユーザーが友だち追加をして初めてその力を発揮できます。ユーザーが自社の商品やサービスに興味をもっているタイミングで、メリットを端的に説明し、追加を促しましょう。